恥ずかしきマックな日々



●5月2日(木) PM G3 DTにATAカード導入

おいらのPowerMacG3 DTですが、デフォルトのハードディスクドライブの接続方法はそれまでのPowerMacで使われていたSCSIでなくATAでして、これはまさしくイマドキな大容量低価格化が突き進むHDDを積む事が可能....とは言い切れないようところがあるようなのでする。
ちうのも、DTのATAはUltraATA等の高速規格では無いただのATA規格なので、ShopとかでもイマドキなATAのHDDを取り付けても動作の保証はしかねると言っている位のモノだからなのでする。

もっとも、おいらはここにIBM製とSeagate製と富士通製の40GBな高速規格HDDを接続し、なにも問題なく使えているのを確認済みですので、なにも危惧していなかったりしますが。

まぁ、せっかく選ばなくても買えば高速規格が勝手について来てくれるイマドキなHDD事情なのですから、その恩恵を正しく承るべくPCIバス用ATAカードなぞを購入する事としました。
で、そう思った矢先に秋葉原辺りのShopでACARD製のATA100/133対応のPCIバス用カードAEC-6280Mがバルクで9800円とお手ごろ価格で出ていたのを見つけ、何も考えずにゲットして来ました。


思った以上にシンプルな構成のカード

取り説も何も無いバルク品故にそれなりのリスクを考えつつも作業し始めましたが、ファームウエアも最新のが組まれているようで、呆気無く使えてしまいました。
(もっとも最後は四苦八苦しましたが。)

ちなみにWEB上を徘徊すると取り扱い方法やセッティング等の情報がかなりあるようですが、おいらは実はその辺を全くチェックせずに、今までにやって来た各種増設や改造等の経験を元にエイヤッ!とやってしまいました。良い子のみなさんは絶対真似をしないで下さいね。

ちなみにおいらがいつも注意する点は....
・電源を抜いた状態で行なう。(これを忘れてPB5300の電源を壊した事在り)
・バックアップは絶対する。(このためだけにHDDを追加購入しました)
・マザーボードを触る前に、まず筐体にべっとりと触り、静電気を全て抜く。
・カードを差し換える度にRestボタンを押す。(でも忘れる事多し(^^;;)
・カバーをする前に起動するのを確認する。
・改造中には
極力飲酒しない<おい

とまぁ、これくらいでしょうか。あ、あとは時間に追われての改造もしないようにしています。
と、つらつら書きながら関連サイトを探していたらMidgeさんのWebサイトで詳細が書かれていました。いやはや。

細かい事は抜きにして、取り敢えず繋げるだけ繋げてみました。
ATAカードを刺し、そこにターゲットとなるHDDを接続し、CD-ROMにシステムディスクを入れてC押しで起動。ドライブ設定でSCSIのHDDとして認識出来て普通に初期化出来ました。無論何ごともなかったかのようにOSのインストールも完了したのでする。
そして、以前使っていたHDDをオンボードのATA端子に接続し、必要なファイル等を移したりして、環境の移行が完了した訳でする。


移行ちう。
うお、書き込み速度も上がったので移行速度はかなりのもの。


で、そしてATAカード経由でのHDDのみにしました。なんかドキドキでする。
ちなみにこの時の各種プロフィールは以下のように見えました。


ATAカード自体の見え方。
へぇ〜、SCSIカードして認識されるんですねぇ。知らなかった。


なのでHDDもATAの所では無くSCSIの所に見えるのだ。
つか、いきなりDBに切り替えている辺りが相変わらずなのだ。


で、実際の取り回し等のセッティングですが、いろいろといじりやすいようにと(<おい)Flopyドライブの隣の場所にHDDを取り付けたのですが、ここでよくいわれるのがケーブルの取り廻し方法でして、おいらは何も考えずにシャーシーを跨がらせるようにしてケーブルを這わせました。PCIバスの上にかぶせる樹脂製のカバーが邪魔ですが、取り廻し方によっては結構すんなりと行ったのでそうしました。しかし後日、電源等が乗っている可動マウンター部の板金の一部が取り外し可能となっている事を知り、そちらも試してみましたが、確かにそうすれば障害物もなく取り廻せますが、迷路の中を取り廻すような感じとなってしまい、あまりスマートとは思えない感じでした。
ま、ここはお好みに応じてという事で。


一番最初の頃の取り廻し方法。
何も考えていないのがよく判ってしまいまする。


ちなみにここが件の取り外し可能部分。
勘合がかなりきつくて取り外すのに結構力がいりました。


で、その後の取り廻し。
ケーブルがうねりまくっています。
ちょっとなんだかなぁ、てな感じがしないでも.........


さておきここからが最終目的地なのでする。お約束のATTOのExpressPro-Toolsによるベンチマークでする。
この結果次第でこれまでの努力が報われるかどうかが判るのでする。


まずはDT500の素のベンチ。
つまりオンボードのただのATAによる接続なり。 HDD=富士通製MPG3409AH。
ATA100/7200rpm/40GBというスペックのものっす。
う〜む、やはり15MB/Sくらいしか出ていないですねぇ。


そしてATAカードを通してでのベンチ。
ハードディスクは同じ富士通製。
むぅ、37MB/Sっすか。
あとはPCIバスとCPUバスをいじらなければかも。


ピークでの値にATA100の実力が見え隠れしている感じでする。
平均値もオンボードのATAと比べても倍以上のパフォーマンスが出ているから体感速度的にもかなり違うでしょう。
つか、別物の様に感じていまする。

と思っていたのですが、モノは試しとばかりに、正確なデータかどうかは定かではありませんが、OS Xでクラシックを起動させて、そこで同じベンチマークテストアプリを走らせるという、よく判んない事もしてみたのですが........


OS Xからクラシックでベンチ。
ハードディスクは同じ富士通製。
おいおい、なんだよそのRead速度は。


すいません、誰かこの件について説明して下さい。おいらには説明出来ません。
Raid組んだとき並のデータじゃん、これじゃぁ。

さておき、お次はSystemInfoによるベンチマークでする。


まずは総合的に。
済まん、面倒なので二個イチです。
予想通りDiscのパフォーマンスがグッドですねぇ。
しかし、ベースマシンのDT266との比較が...(^^;;;


そしてDisc部の詳細。
見づらくて申し訳ない。
しかしその効果はテキメンだったねぇ。


総括すると、G3DTにATAカードを導入する事の効果はかなりのものがあると思いまする。
下手するとCPUカードをケチってでもATAカードを導入した方が良いのではと思ったくらいでする。

そんなわけで、快適な環境を手に入れてホクホクな今日この頃.....だけでは済まなかったのでする。

後日潜在的に何かあると言う事を知ったのですが、たまにですが、ATAカード上のHDDから起動させようとするとHappy Macが出る直前のところのグレー画面で固まってしまって起動出来ないと言う不具合が出てしまうのでする。今現在おいら自身が最終解決策を見つけきれていない状況なのでする。

ちなみにこの現象は『灰色ポインタ起動不可問題』という通り名を持っているようでする。

1回出てしまうとPRAMクリアもコールドブートも効き目無しでして、最初はカードの不具合かと思ったのですが、起動さえしてしまえば何も問題無く使えるので、根が深そうです。
ちなみにこうなってしまった場合のおいらの対処法は以下の通りです。

電源を切り、ATAカードもろとも抜く


オンボードのATAにそこから起動可能なシステム入りのHDDを繋ぐ


PRAMクリアをする。


オンボードのATAから起動し、起動ディスクをオンボードATAに指定し再起動。


起動したらそのまま終了させATAカードだけ戻す。


再度PRAMクリアしてから起動させる。


これでちゃんと起動出来るようならば終了させATAカード経由のHDDを復活する。


再度コールドブートさせて起動出来るようならば起動ディスクをATAカード側に戻す。


元の環境に戻して終了。

おいらはATAカードに組み込まれているファームウエアが怪しいと思っているのでする。まぁ、あとは設定等色々とやってみると言うところなのでする。
おいらの環境に於ける解決策が見つかったらまた報告しまする。


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