恥ずかしきマックな日々


●8月27日(金) 190csを快適に♪

<プロローグ>
もともとは会社の先輩から譲ってもらったものだったんですよ、このパワーブック190csは。
譲ってもらった辞典ではそれほどいじってなくて、メモリーが16Mのものがささっていたので、TOTAL24Mの状態だったっす。HDはデフォルトの500M

確かに漢字Talk7.Xの頃でしたらこれでもいけたでしょう。システムもメモリーをそれほど喰わなかったですし。(7.6の頃、ダイエットしまくって10M切っていたような気もします。)
それがMacOS8.Xになったらメモリーを喰う喰う、ラムダブラーの手を借りなきゃ如何ともしがたい状況となってしまったのです。
おまけにデジカメというものも持つようになって、今度は一時保管用とはいえHDの方まで圧迫していったのでした。 正直言ってアップアップでした。

ちなみにこれから書く記事はあくまでもおいら個人の責任に於いて行ったものですので、改造を推奨するものではありません。ましてや、この記事をもとに改造を施した結果、不都合や不具合、損失があったとしてもおいらは何も保証しないので御了承ください。

190cs

<モノ探し>
メモリーに関しては、ちょこっと探せば見つかると思ってました。案の定インターネット上で32Mのものが11800円で買えることも調査出来ていたので、HDの方のいろいろと調査をしました。
インタフェースはIDE2.5インチで高さは17.5mmのもの。でも10mm前後のモノでも大丈夫らしいとのことが5300/190系の会議室で出ていましたので、後は取り付け穴に関するところだけです。
この190csに取り付けられているHDマウンターは旧規格の取り付け穴位置となっているので、旧取り付け穴位置を持つHDを探すか、マウンターを改造して新規格位置のモノを強引に取り付けるかの道があることとなります。
ちなみに現在購入できる旧規格のHDは非常に少ないようで、それでいて2.1Gくらいで2万円くらいと見事なまでに足元を見ている価格設定となっているようなのです。

このような状況から、おいらは新規格のHDを強引に取り付けることとしました。
尚、購入したのはIBM製4.8GのものでDADA-24860というものです。

こんな風になってます

ただ、秋葉原を探しまくったのですが、4G前後などと言う小さいもの(オイオイ)はすでに流通量が殆ど無いようで、軒並み品切れ状態となっていたのですが、TSUKUMOにいったらここだけは潤沢にありました。(99.8中旬現在)もっとも一番安い店と比べて若干高いので売れ残っこていたのかもしれませんが。
まあ、それでも19000円くらいだったので、それほど高い方じゃ無いとは思います。

で、安心してメモリーの方を買うべくあちこちの店に行ったのですが、こっちの方がきつかったっす。 というのも190と5300は同じ匡体でありながら、挿せるメモリカードの最大容量に違いがあるのは5300/190ユーザーなら周知の事実。すなわち5300の最大48Mに対し190が32Mなのです。
で、行く店行く店置いてあるのは48Mばかりで、32Mなんか全然置いて無いのです。

一体何軒回ったでしょうか、Mac系でメモリが安いと言われる店中心に回ったのですが、全然無いんです。
で、最後に行ったT-Zoneでようやく見つけました。
32Mメモリ(5300/190用)11880円なり。


<ついにばらし>
本体のばらしは情報があったので難無く出来ました。

バラシ参考ページGen`s Home Page

ほ〜らばらけた

まずはメモリーのチェックをしました。あっという間に認識してくれましたので今さらながらTotal40Mとなりました。(いままではラムダブラー使って48Mとしていたのだ)

そして問題のHDのマウンターですが、やはりと言うか全然穴位置が違いました。もっとも知っていたのでたじろぎもしませんでしたが。
で、当初は両面テープあたりで固定しようと思ったのですが、持ち歩くことを考えるとそれはリスクが大きすぎると思い、マウンターの加工をすることとしました。
翌日会社(笑)へマウンターとHDを持ってゆき、会社のドリルを使って穴を開けました。
ここで誤算だったのが、HDにかましてあったシールドケース(と言っても厚めのアルミホイルに紙を貼って絶縁したようなものでしたが)の為にHD側の穴が見えず、やむなくシールドケース無しで穴位置を出したため、穴位置に正確さを欠いてしまったことです。もっともこれはシールド有無でシールドに隠れない穴位置のずれ幅から想定して事無きを得ましたが。

無事取り付きました

そして、穴は計4個あるのですが、1箇所だけパームレストを支える爪の位置に穴が来てしまい、そこに穴を開けることが出来ず、3点支持となってしまったことです。まあ、これは御愛嬌と言うところでしょうね。

で、ついに新HDを繋いでフォーマット&OSのインストールとなるわけです。SCSI接続の外部CD-ROMから起動し、フォーマットしようと思ったのです、HDを認識してくれません。
あれ?と思い、接続関係をもう一度確認し、もういっかい起動… 認識してくれません。

おいら焦りました。
原因はHDの設定だったのです。
こいつにはマスター/スレーブの設定があり、これを設定しなければいけないのですが、最初のうちはここをスレーブにしていた為、HDを認識してくれませんでした。
これをマスターに切り替えたらあっさり認識してくれました。

いつもならばDrive7でフォーマットするのですが、トラブった時の事を考えてドライブ設定を使いました。
まあ、おいらはWAOさんが言う程Drive7の恩恵を受けていないので、それほど固執はしてないと言うのが正直なところなんですけどね(^-^;

<そしておきまりの測定>
ラムダブラーの使用をやめ、HDを変えた事もあり、そのパフォーマンスにどれだけの差異が出るかが一番気になるところです。下がった日にゃ枕を涙で濡らす事でしょう<おいおい
というわけで…
新Disc+40MRAM
旧Disc+40MRAM
旧Disc+24MRAMwithラムダブラー

の3通りで測定しました。 CPUやビデオに差が出ないのは当たり前ですが、ラムダブラーを外して実装メモリだけにするだけでパフォーマンスが1割くらいアップしたんです。これならとっとと交換しておきゃ良かったかも。
逆に言えば、メモリが足りないのをラムダブラーで補おうとすると、パフォーマンスが1割くらい犠牲になっていたと言うことが言えるのでしょう。
そしてDiscパフォーマンスですが、HDの違いだけで1.38倍。最初の環境からすれば実に約1.5倍もの差が出たんです。これだけ違うとさすがに体感スピードにも差が出てきます。

SystemInfo

特にアプリの起動やフォルダーの開閉に関しては別物の様に感じます。

<おまけ>
さて、今までのパワーアップ系とは別な改造にお飾りというのもあったりします。これに関してはお飾り愚連隊などが有名なのでしょう。
で、このお飾りを190にもしてやろうじゃないかと思ったのは言うまでもありません。

というわけで、お飾り系の定番中の定番、スリープランプの色を変えるというのをやってみました。無論ブルーにしました。
あ、ランプとは言いましたが実際にはLED交換となるので念のため。(ランプとLEDは別物よ♪

液晶周りのばらしに関しては情報がないので出たとこ勝負。外さなきゃいけないビスの位置に関しては、見当がついていたので早速ネームプレート二つ液晶周り最上部のゴムで出来た円いモノを外してそこに隠されたビスを外してみました。

ここにビスが隠れてるのだ
そうしたら、あとはフックで引っ掛けているだけの様子なので、全周に渡りこまごまと掛けられているフックをゆっくり外し、あとはえいっとばかりに蝶番を中心に液晶部を廻したら一気に外れました。

ぐいっと押したのだ

この状態でさらにグッと押すとバキっと言いながら外れたのだ(笑)

本当ならば、液晶を支えている軸を隠している部分を外すのが確実だと思いますので、仮にまねされる方がいましたらちゃんとばらしましょう。
外れたはいいけど… なんじゃこりゃ〜。

ほぼ手作り状態じゃん!

多分不要輻射対策と思える片側アルミ片側のようなもので液晶全面が覆われていて、それがテープで押さえられているんです。
おいおい、これがマスプロ品かよ〜。試作じゃないんだからさ〜、もっとちゃんと造れよアップル。
などとほざいていてもしょうが無いので、ゆっくりテープを外してP板を固定しているビスを外すと、ありましたLED。ここに実装されていたのはチップタイプのLEDでした。
しかし、おいらが用意しておいたのはリード品だったのです。やむなくリード品の足を切って、強引に取り付けました。
でも、そのままP板に対し垂直の向きで取り付けると導光板と干渉してしまうので、光軸がやや上に向く様に斜めに取り付けました。(足を斜めに曲げて、足はP板に対してベタ付きになる様にしたんです)

このあたりが職人芸(爆)
で、導光板と干渉しないように曲げ角度を微妙に調整し、組み込んだところ…う〜ん、惚れ惚れしちゃう出来です。スリープに入れるのが楽しみになってしまうほどです。

あお〜〜〜〜!

あ、スリープに入れると復帰しづらくなってるんだった(爆)

<スリープと温度>
さて、これで今回予定していた改造は全て終わったのですが、不具合も同時に発生してしまいました。
スリープに入れたあと、復帰させようとしても復帰しないで、画面がグレーのまんまで止まってしまうというものです。 と言うよりはHDが動こうとしないというのが正しい表現かもしれないです。

ヒントとなるところとして…
・SystemInfo直後にスリープに入れ、すぐ復帰させようとすると百発百中発生する。
・この時にCPU用の放熱板がかなり熱い。
・HDがこの放熱板にあおられてかなり熱い。

てなところでしょうか。
また、リセットすれば何事もなかったかの様に起動します。
もちろんCmnd+Ctrl+Pwrでの強制再起動も有効でした。

これから考えられるのは、再起動が利く事から単純にCPUの熱暴走じゃないと思われます。
そして、実験的にバラシた状態でHDの固定ビスを外し、HDを本体の外になる様に接続したまま同じ事をすると問題ありませんでした。また驚いた事に、この状態だとHDは全然熱くなりませんでした。

強引起動!

以上の事から、HDがCPUの熱にあおられ、HDが動作保証外温度になり、不具合が発生しているのではないかと考えられます。
だとするとCPUの温度を下げるのは苦しいですし、まさかファンを取り付けるなんて事も出来ないと思います。
う〜む、泣き寝入りかな?

とりあえず、CPUの熱がHDへ伝わりにくくなる様に、HDに遮熱材みたいなものを張り付けてみました。
ちなみにこれは窓ガラスに貼って太陽の熱を遮断する為のモノで、90cmx120cm位の大きさのモノでだいたい1500円くらいでした。

効くかな〜?

結果は… ま、世の中そんなに甘くないってとこでしょう(^-^;

暫定的にはスリープに入れたらしばらくは使わない様にするってところかな〜。なんか納得行かない…

ちなみに古いHDが大丈夫であった理由については説明できません。HDの容量と何か関係でもあるのかなぁ?

<まとめ>>
改造と言うとリスクを伴い、また改造した為にかえって調子を崩したなんて話を聴きますが、OLDマシンを使っている人にとって、HDの換装とメモリ増設は一刻も早く行うべきことだと個人的には思いました。
無論無理強いはしません。だって壊れたら保証できないですし、おいら。

そこらへんはOwnRiscというところでよろしく♪

デスクトップ

恥ずかしき日々の最初へ



Copyright (C) 1999 Keesaki Web.