PB5300/190の表示周りのバラシ方について

以下の記事はあくまでもおいら個人の責任に於いて行ったものですので、改造を推奨するものではありません。ましてや、この記事をもとに改造を施した結果、不都合や不具合、損失があったとしてもおいらは何も保証しないので御了承ください。
ゆえに改造をなさる方は個人の責任にてお願いいたします。


●プロローグ

おいらはもともとPB190csというノートパソコンをサブのマシンとして使っていました。
しかし、先日修理の最中に御臨終してしまい、そしてその後この190csと同じ筐体でありながらCPUと液晶により良いものを採用した5300cというマシンをジャンクで手に入れました。しかしジャンクはジャンク。表示部分と本体を繋ぐ蝶番のところがかなり大きく破損していたのです。ただ、逆にここの部分を直せばこのマシンの持つパフォーマンスを手に入れることができるわけなのです。そのためには、このマシンを完全にばらさなくてはならないという壁を乗り越えなければなりませんでした。つまり壊れた190csの使える外装部品を5300cに移植するというものです。無論、なんとかうまくいきました。
この経験を踏まえた上で、ここでは特に表示部分のバラシ方を書いてみたいと思います。

●まず用意するもの

・安定した作業台
・専用のトルクスドライバー
・精密ドライバー
・先が細いピンセット
・ネジを区分しておいておける箱
・度胸と集中力(^-^;

●それでは始まり

お約束に従い、システム終了させ、ACアダプターとバッテリーとスロットベイにささっているドライブを外します。
バッテリーを外すのを忘れたのが190csを壊してしまった原因の一つだったこともありますが、たとえどんなに簡単な作業でも、内部にアクセスする以上絶対外しておいた方が良いでしょう。

まずひっくり返して、裏の三つのネジをトルクスドライバーで外します。

丁寧に外そうね

外れたら表に返し、表示部をあげて下の写真のようにキーボードを外します。

呆気無く外れるよ

そうしたらメモリが挿されているでしょうから、作業の邪魔ですから外します。そうするとキーボードのフレキシブルワイヤー用のコネクタが見えるはずですので、精密ドライバーを使い丁寧に外します。無論これらは挿したままでも作業はすすめられますが、おいらは邪魔だったので思いきって外しました。

慎重にね♪

そしたらキーボードの両側についているカバーを外します。これは最初に外したビスで留まっている以外ははめ込んであるだけですので壊れない程度に思いきって外しましょう。
そしてさらに液晶ユニットと本体を繋いでいるフレキシブルワイヤーを外します。

こわごわとやるよりも大胆かつ繊細にね。

そうすると表示部分を支えている蝶番が丸見えになりますのでこれを留めているビスを外しますと表示ユニットが本体から離れます。

さあ、いよいよだ!

表示部には合計4ケ所隠しネジがありますのでこれを全て外します。
上側のゴムと下のネームプレートはピンセットで外すと良いでしょう、下側のプレートは割れる恐れもありますので優しく扱った方がいいと思います。

隠しネジが見えるようにしてあります

この写真はそのゴムとプレートを外した写真です。

表示部の表と裏側の境目に爪などをたてて、少しづつ隙間をあけていきます。噛み込ませているだけなので結構簡単にはがれます。

えい!とばかりにやるのだ

そうするとこういう風に剥がれます。

ご開帳〜〜

で、こうなる

さて、ここからの作業はテーブルにタオルを引いてその上でするといいでしょう。
まず、上の写真の中の左側のところに○で括っているところにビスがありますので、これを外します。そして、液晶全体をシールド板で覆われていますのでこれを剥がします。といってもテープで張られているだけなので簡単に剥がせてしまいますが。

いや〜ん、あんまり見ないで〜♪

で、開くとこうなります。
ここで注意なのですが、このシールド板のたたみ方には順番がありますのでそれをきっちり覚えるなりメモるなりしながら開いていって下さい。ただ、そのルールさえ覚えてしまえば順番を覚える必要も無かったりします。
そのルールとは、つまりこれはシールド板なわけですから、畳んだ状態でも導通するとことは導通させ、導通しちゃいけないところは導通させないという当たり前のことです。つまり、このシールド板は片側アルミ、片側絶縁物なので、上の写真の左側に見えるP板のところには絶縁側が重なるように畳み、畳んだ上側にアルミ面が出てくるところにはアルミ側が重なるように畳むのです。
実はそういう風に畳もうとすると畳み方は1つしか無かったりするんです。

で、ここまでくればあと一息。
液晶ユニットの4隅にあるビスを外します。

外すのはこっち

場所によっては2つビスがあったりしますが、外すのは4隅それぞれ1つずつです。外すビスの種類は変わりませんので同じビスを外していけばいいでしょう。
この4つのビスを外せば完全にばらけます。

並べるとこんな感じ

戻す時にはこの逆ね。




恥ずかしき日々の最初へ


Copyright (C) 1999 Keesaki Web.