酒の日々、レポートと言う戯れ言編
●11月11日(土) | 上野、韓国系な一角 |
良く言えば好き嫌いがない。悪く言えば食意地が張っている。そんなおいらですので、欲望は国内に留まらず海外の料理へもおのずと向かうのであります。
しかし、着飾るようなのも嫌いではないのだが、もっといわゆる庶民的なもの、雑踏を感じさせてくれるものの方がおいらには馴染むようで、ついついそういう方へと赴いてしまうのであります。
てなわけで、備忘録代わりに韓国関係のレポなのだ。一般に韓国系のお店が集まっている所と言えば、東京の大久保近辺と大阪の鶴橋近辺と言うらしいですねぇ。
大阪の鶴橋にも1回行った事がありますが、あそこは凄いですねぇ。まさしく焼肉街と言う趣で。今度また行きたいと思いました。
で、東京大久保なのですが、確かに韓国人の経営する焼き肉屋や韓国家庭料理のお店が沢山ありますが、鶴橋と違いそういうお店が軒を列ねる所は思った程無いのですが、広く見ればあの一角に集中的にあるという感じと思ってます。しかし、どうも大久保近辺というのは夜の街という印象があって、イマイチ行く気にはならなかったりしまする。で、あまり知られていないようなのですが、上野の駅から歩いて5分くらいの所に、韓国人の経営する店が集中している一帯があるのです。
もっとも、表通りに面していないので、有名になりづらかったのかもしれないですがね。厳密に言うと、上野駅を出て公園と反対側に行きまして、そうすると首都高がありますのでそれを超えて高速沿いに秋葉原方向に進みますとすぐにかなり広い最近流行りの時間貸し駐車場がありますので、その辺りを曲がってもらえればすぐ分かるのでする。
通りの長さにして多分30m位、そこに軒を並べる店の数もおおよそ20軒そこそこ。非常に小さい一角ですが、逆にその佇まいが濃厚さを醸し出しているように感じられます。
で、おいらの知る限り、焼肉を中心とした食堂とキムチを中心とした食材屋と肉屋の3種類で終始しているように見られますが、とりあえず主だった食堂の絵なんぞを。
『大門』なり。
ここが一番大きくて、個人的には入りやすいと思ってるす。
古き良き時代の大衆的な大食堂って感じの店構えがグーです。
1階がテーブル席で2階が座敷なのですが、宴会ができるかどうかは不明なり。さくっと行ってクッパなりピビンバ辺りを頂くってのもいいですねぇ。超個人的には。
『馬山館』なり。読み方不明。
1回だけ入った事あり。その時には1階の小上がりにて食しました。
マズイわけがないのだが、入り口に近い席だったので寒かった記憶しかないっす。すまん。
『板門店』なり。
Yahooで『上野・焼き肉』で検索するとこの店と次に紹介するお店が引っ掛かります。
でもまだ行った事無いっす。すまぬ。
店自体はあまり大きく無さそうなのですが、3階まであるので高さ方向で容量を稼いでいるようです。
ロングパンした写真ないっす。すまん。謝ってばかりなり。
角地にあるお店なのですが、結構しゃれています。そういう意味ではこの一帯の中では浮いているようにも感じられますねぇ。
個人的には店の外装をイマドキにしたようなものは、他の所に行けばありそうなので、逆にネイティブさを押し出したような『大門』みたいなお店の方が好きっす。まあ、個人的な趣味を押し付けてもしょうがありませんが(^^;;;
『京城苑』っす。
脇に回った所にあって、全然気が尽きませんでした、この店の存在。
今回秋葉原に寄ったついでにキムチを買って、その勢いであちこち撮影した時に気付きました。いいですねぇ、いい感じにオヤジが入っていて。
近日中にも挑戦せねば!てなわけで、主だった食堂が以上っス。
お次は食材関係っす。まあ、食材と言っても、おいらの目に入るのはキムチばかりなので、他にどういうのがあるのかは実は知らなかったりして。
で、キムチなのだが日本人的に把握しているのは白菜のとキュウリのとダイコンのくらいだと勝手に思うのだが、その種類は思った以上にあって、おいらが思い出せるだけでもイカの塩辛・タコの塩辛・チンゲンサイ・小松菜・牡蠣・タラの内臓と多岐に渡っていまする。
そうそう、こんな風にパックされて売っているのだが、モノによっては量り売りもしていて、おいらは白菜のキムチはいつも一株そっくり買ってきています。一株で大体1kgくらいになり値段は1500円前後でしょうか。ちまちまとしか買った事がないので、キムチ一品で1500円もかかってしまうのはなんか高い気がしますが、実際に切り分けてみた時の量と、そのうまさを知るとコンビニやスーパーで売っているのは、例え安くても買う気が起きなくなる事受け合いです。
で、『第一物産』なり。 おいらは白菜のキムチをいつもここで買ってるす。マジうま♪
辛さよりも甘さが先にくるというのがいいっス。あと、この店に限った事ではないのですが、韓国のお酒の『真露』なのですが、日本向けのものでなく本国で呑まれているものも、この辺りのお店で購入出来るのです。厳密に比較したわけではありませんが、普通に買えるものとどう味が違うかといえば、おいらよくわかりません。
しかし、味なんていうものは雰囲気が重要なのです。そこいら辺で売っているモノとは違うというだけで、いい感じがするっす。小市民的なり。で、他のお店はどんな感じかというと......
左側が肉屋さん。言わなくても分かるってば。
で、右側がちょっと欠けていますが『アリラン亭』なり。ここも有名だそうです。
アリラン亭では白菜以外のキムチを買う事があります。もっとも、ここいら辺のお店ならばどこでも同じようなもの買う事ができるんですけどね。おばちゃんの勢いに負けてついついね。
『まるきん』っす。 上野駅方面からくると最初に着くのがこのお店ね。
結構入り易いっす。何でも揃ってるしね。
でも、最近おいら入っていないっす。上の方で紹介している濃い店の方が気に入ってしまったゆえに(^^;
まるきんの隣にある『上野物産』っす。
ここも入り易いっていうっか、おばちゃんが気さくだった気がするっす。保証なし。
実際問題として、右も左よく分からない感じで訪れた人なんかはほぼ確実にこの店に吸い込まれていますしねぇ。てなわけで、おいらを普通のキムチ好きと焼き肉好きから、無類のキムチ好きと焼き肉好きに仕立て上げてくれたこの一角は、今も尚おいらを魅了し続けていってくれるのであったなり。
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