11・12月の日記モ

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●12月1日(火) マレーシアにてMac!!

とは言いましたが、マレーシアではマックの認識度はかなり低いようです。

先日ジョホールのショッピングモールにてパソコンショップ2軒発見、取り敢えず店内をチェック。がしかし、どこを見てもDOS-V機だらけでありました。

じゃあマックに関する情報はどれくらい入ってきているのかなと思い、本屋にて雑誌をチェックしたところ、おお!あるある、やっぱり表紙はiMacだよね。ってよくみりゃシンガポールから入ってきている雑誌であって、マレーシアの為のものじゃない。専門書はどうかと思い、探したけど出てくるのはWinやUNIXの本ばかりで、マックのの字も見当たらない。

どうやらマレーシアではマックはまったくといってよい程普及していないようです。じゃあ、パソコンそのものが普及していないのかというと、そんなことはないのです。
知っている人はあまりいないかもしれませんが、マレーシアを含めた東南アジア地区では今VideoCDが大ブレイク中で、そのブレイクの引き金となっているのが沢山出回っている海賊版なのです。

海賊版というと後ろめたい感じがするようですが、こちらでは普通のショッピング街で買えるんです。しかも1軒や2軒でなく何軒も軒を並べていました。
この海賊版ショップで売っているのは普通のCDからVideoCD、プレステのソフトからパソコンソフトまであり、それぞれが正規版と海賊版があります(あ、プレステは正規版しか無かったかな?)。
そうです、CD-ROMが海賊版として出回っているということはそれを必要としている人もいるということで、パソコンがある程度普及している証拠といえるでしょう。

だがしかし、ここでもやはり置いてあるのはWin用のCD-ROMばかりで、Mac用にはお目にかかれませんでした。

まあ、考えて見ればマックが必要なのってデザイン関係とかDTPとか教育部門が主だったものだし、一般家庭用として考えたときには、iMacがようやくその任務を果たせるような初めてのマシンと言えるようなこの状況から考えれば、普及の度合が少なくてもしょうがないのかなとも思いました。(だって、マック高いしね)
iMacを安いといえる日本人を、マレーシア人から見ればとてつもなく裕福に思えるでしょう。
おそらく日本での生活レベルを維持したままマレーシアに住んだならば、日本円にして半分もあればそこそこ生活出来ると思います。 つまり、iMacはマレーシアの人から見たならば日本人の感覚からいえば軽く4〜50万円するような代物ということになると思います。

そうそう、マレーシアではAcerという台湾のパソコンメーカーが入っていて、このメーカーがマレーシアのシェアを広く握っているそうです。はっきりいって安いです。
ペン2/350MHz、64M、6.4G、32xCDROM、56kモデムにALTECスピーカーと15インチモニターがついてRM5000だそうです。つまり日本円にして15万円くらいですね。(ちなみにこれが現状マレーシアで手にはいる最高峰クラスみたいです)
普及価格帯のものならば10万円位で買えそうでした。

いくらiMacが安いとはいえ、もともと高いマックを知らない人からみたらやはり高いと思ってしまうんでしょうね(^^;;

●12月5日(土) マレーシアにてもばいる

軽いぱわぶーが欲しいよ〜!

いや、本当に切実に思いました。
今現在おいらの可搬型電脳機械として活躍しているのはぱわぶー190csなる040/33のCPUを積んだマシンなのですが、さすがに時代の流れには付いていけず、完璧にオールドマシンと化しています。当時(漢字Talk7.Xの頃)はまだよかったのでしょうが、OSがこれだけ重くなりネットワークスピードも改善されアプリケーションは肥大してくるとさすがにマシンのパフォーマンスだけを考えたとしても結構きついものがあります。

特に最近は会社用で使うようになったので、嫌なのですがエクセルが出来る様にしなきゃならないようになって来た気配もあります。
そうなってくると、もうこのマシンパワー(CPU、クロック、HD容量)では太刀打ち出来ないと思い始めてきました。

そこへもって来てこの出張。ぱわぶーは基本的にメールマシンとして活用するつもりでしたが、それにしても大きく重い!

飛行機に持ち込める荷物は一人20kgまで(エコノミーの場合)となっているので極力荷物を減らしたいところなのだが、このぱわぶーがかなり足を引っぱってくれてます。
ぱわぶー本体、ACアダプター、マウスでトータル3kgくらいあるので、20kgという制限から見た場合、非常に大きな存在となるわけです。

というわけで冒頭の台詞となる訳です。

それにしてもここ最近ネット上で話題となっているコンシューマーポータブル『iBook』(P1)ですが、実際どういうカタチでわれわれの前に姿を表わしてくれるのでしょうか?とても気になるところです。
有力な説ではニュートンのおかわりで、トランスルーセントボディを身にまとい、MacOSのライト版で動作し、現在SCSIを載せるかどうかでもめているそうです。ただ、今日見つけたネタではiMacに載っているインターフェースをこれからのMacの標準形にするという噂もあるようなので、そうなるとiBookもUSBだけとなるんだろうか?

●12月8日(火) 来日帰国して…

出張から戻って丸一日たちましたがマレーシアでの日々がおいらに何かしらの変化をもたらしたようです。
実は海外に行ったのがおいらこれが初めてだったのですが、これがハワイとかグアムだったとしたらこれ程までに考えることはなかったと思います。

どうなったかと言うと単純に言えば街中の呑み屋の存在に疑問を持つようになったのです。

マレーシアでの日々(夕食限定)で、地元の飯を喰って地元のビールを呑んで、しかも安くて旨くて…このような日々が週間続いたわけですが、翻って日本の繁華街ではどこの国の料理とも分からない、大皿料理とか無国籍料理とか欧州風とかありますが、いいかげんにしてよ!! と思ってしまうようになってしまいました。

呑み助としてはこのような店でも呑めりゃぁ良いじゃん! と言う声も分かりますが、おいらに中では何かが変わってしまったようです。

やはり日本にある店なのですから日本人による日本の食材による日本の料理それ相当の正しき価格で提供してくれるお店に魅力を感じるようになってしまったようです。
これは別に食べ物に限る話ではないのでしょうが、食べるものは確実に毎日得るものなので余計そう思ったのかも知れません。
上手く言えないですが、えと…変に着飾るよりも、もっと考えることが…見た目ではなく本質的なことを…

すいません、やはりうまくいえないのです。

今日会社帰りにヨメと夕飯を喰う時に変に着飾っていてどこの国の料理とも分からないものよりも、正しく昔からある日本的料理を正しき価格にて食せる所に行こうと言うことで、結局焼き鳥メインの居酒屋に落ち着きました。

え? 飲みに言った言い訳? 違うよ〜。

『壕にいらば、壕に従え』

こう言うことでしょうね。


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