けえさき、南の離島へ逃避行な日々[与論島日記]
実はひょんなことがきっかけだったんでする。
詳細はアレしますが、その為にとっとと夏休みを取っちゃおうと。要は7月中に。せっかくですので、かねてから行きたかった南方の離れ小島でのんびりしにと思って、色々と調べたりしてたんでする。
で、かつて読んだ漫画に出て来た『石垣島』と『粟国島』がおいら的に候補に挙がったんでする。や、沖縄周辺の島に詳しい方からすると、なぜこの二つの島が同列に選ばれるのかと不思議でしょうねぇ。
そこで、この辺りについてどう思うかをヨメさんに聞いてみた所、とある島の名前が出て来たのでする。『ヨロン島』
ただ漠然と行ければいいなぁ、っと思っていたおいらと違って、ヨメさんは行くならココと思っていた模様でする。
そういう理由ならばもはやノーチョイスです。れっつらゴーツー与論。ここからはかつて書いた日記を元に大幅に加筆修正を加えたものでする。
ですので、当時のモノとはかなり変わっているモノですがよしなに。
●7月13日(日) | 逃避行1日目 |
飛行機に乗ってから家の戸締まりが気になってしまった小市民。
そんなわけで、終わりの見えない梅雨のさなかの東京から、一気に南国の与論島へと向かうのでありました。
あ、与論への直通電車なんかある訳無いです。
これは羽田空港へ行く為に乗った京急線の車両でする。快速電車。で、朝早いフライトだったんで家で食事を取らずに羽田空港内で食事を取ったんですが、羽田空港内って気軽な軽食スペースがあまりないんですねぇ(あっても高い)。
しょうがなく売店でベーグルを買って食べたんでする。てなわけで、これが羽田名物ベーグルでする(違
チェックインカウンターのあるフロア内の噴水の脇に腰掛けてはむはむしてました。
二日酔いの抜けきらぬ躯には優しい味わいでした(こらで、これは羽田空港の那覇行き便発着ロビーでの一コマなり。
ちなみにこの時まだ朝の7時半くらい。でも、お約束だから仕方がないのだ(ぉぃそんなわけで、色々な想いを巡らせながらも飛行機はズンズン進んで行くのでありました。
●7月13日(日)-1.5 | 逃避行1日目到着.....? |
さて、まずは沖縄那覇空港に着いたのでする。
え?目的地は与論島じゃなかったかって?ええ、そうでする。
ただ、与論島へは東京からの直行便なんか無いので、こうして那覇空港をトランジットするしか無いんでする。や〜、それにしても那覇空港の発着ロビー側の売店は見てて楽しいでする。
や、東京から来たおいらにとっては、ある意味突っ込みどころ満載と言うか何とやら。
『美らイモ』と『ゴーヤ』と『マンゴー』のアイスクリームがあったりとか。
『ゴーヤ』入りと『もずく』入りのおにぎりがあったりとか。
......すごく気になるんですけど、これ。
ここまで大々的に宣伝すべきものなのかと言う意味で。
笑い疲れました(^^;;;
こんな感じでぷらぷらしてまして、しばらくして与論島行きの飛行機の搭乗時刻が近付いて来たので、いそいそとRACの与論島行き発着カウンターへと。
つか、そのカウンターって何故か一階にあるんですけど.....てことは、滑走路と同じ高さの所に..........
お?来た来た。さぁ、これで一路与論島へ.........なわけありません。あり得ません。
つか、バスですか?
そう、バスだったんでする。つまり、飛行場のハジっこの方に停めてあるこの飛行機の所まで、乗客達はバスで移動し、乗るという具合だったんでする。
いや〜、最初からワクワクさせてくれるぜ、与論島旅行。こうしておいらの南国の島での逃避行はついに始まるのでする。
●7月13日(日)-2 | 逃避行1日目到着 |
思わず笑いが込み上げるしか無かった今日一日。明日どっしよーかなー?
や、まだ着いていません。例の飛行機の中でする。
那覇空港から与論空港まで25分の空の旅..........25分すか(^^;;;機内の風景でする。や、本当。バスの中では無いでする。
それが証拠に左奥でスッチーがインターホンを持って喋っているじゃないですか。
ちなみにおいらが座っているのはちょうど真ん中の席の辺りでして、つまりトータルではこの倍の席の数があるわけでする。下手なバスより席が少ねぇよぉ。
さておき、それほど高く無い高度を飛んでいるので(普通のジャンボの半分くらいの高さ)、景色を堪能しながらの25分でする。
ここにきて、ようやく南の国に来た事を実感出来た次第でする。こんな風景が25分間続いたんでするよ。
お願い、とりあえずそこに降ろして(ぉ
あ〜ん、蛇の生殺し状態でするよぉ(微違
もうワクワクものでする。てなわけで、今回の逃避行の目的地にようやく着きました。
つっても、家を出てからここまで8時間程ですが。
えと、どこかの地方の漁協かなにかですか?
と思いきや、なんと驚き、これは空港の発着用の建物でする。おいら、マジで驚いたっす。
つか、飛行機を降りて、その建物にテクテクとみんな歩いている様はどうなのよ、とか。で、どこを取っても海が奇麗な与論島に来たのはいいのですが、どこで遊べばいいのかについてはアレだったんで、レンタバイク(90ccので1日4500円)を借りて、島を一周してきたでする。遊ぶビーチを探す為に。
やー、気持ち良かったー。
ほとんどプライベートビーチ状態の浜。
場所はメーラビーチのはずれの辺りだったかと。
微妙に高台から海を。
宇勝海岸の近傍かな。
つか、この海の碧さよ......
なぜか無人のボートが。
場所は舟倉海岸の辺りと思われ。
与論島で一番大きな海岸『大金久海岸』にて。
喜び狂いしそうでする。
願わくならば、誰かおいらここで囲って!!な〜んて一瞬思ってしまった今日この頃でする。
●7月13日(日)-3 | 逃避行1日目の夜 |
与論島への逃避行初日はまだ終わりません。
ある意味ここからもおいらにとって本番の一つかと。今回の逃避行なんですが、リゾートホテルのパックツアーでして、その内容が朝食のみセットされたものですので、夕食は別途自分らで用意するなり食べに行くなりをしなきゃならなかったりしまする。
当然泊まっているリゾートホテルにも食事する施設があるのですが、そこはそれ、地元の食事どころで頂かなければ面白み半減でする。
行ったのは茶花地区にある居酒屋『ひょうきん』でする。
島を周った時に知り合った地元のヒトに薦められたので早速なのだ。
刺身の盛り合わせは当然頼むのでする。
で、ここで例の『甘い醤油』とご対面なのでする。
ちなみに盛ってあるのは『カツオ』『カンパチ』『イカ』『サーモン』『シピ』とのこと。
シ......シピ?なんですか?それ。
(答え:シピ=キハダマグロ)
それにしても、ここ与論の刺身は豪快でする。 切り方が。
これ、イカなんですけど、なんですか?この角切りは。
や、それよりも角切りが出来るイカって一体どんだけ大きいんだか。
南に来たからにはゴーヤチャンプルー。
厳密に言うとここは県的には鹿児島ですが、いにしえの流れからすると琉球系なんで宜しいかと。
それよりも、このゴーやチャンプルーも甘い醤油で味付けされているんですが.....
それが予想以上にいい塩梅となっているのが一番の驚きだったりして。
謎の海藻
歯触りがシャクシャクして、味もすっきりしていて旨かったでする。
ちなみに『スーナ』なるモノだそうだ。ちなみにこの店では時価。
今日はこれで800円でした。高い〜。
ごちそうさまでした。
や〜、薦めてもらっただけあって。どれも旨かったでする。
かなり頼んでしまったんで、ちょこっとだけ値段が張ってしまったのがちょっとアレでした。
ちなみに実際には刺身盛り合わせ・ゴーヤチャンプルー・イカの塩辛・海藻サラダ・スーナと、ビールを二人でジョッキ5杯・焼酎のロックを4杯・サワーを2杯、以上で二人でおおよそ1万円でした。で、その後、ホテルに戻る道すがらで買い物をして部屋に戻ったおいらの目の前はこんな風になった訳でする。
そしてマイペースのおいらがココにいる訳でする。
お店で呑んだ、生まれて初めての黒糖焼酎が忘れられなかったのでする。
やー、長い一日でした。おやすみなさーい。
●7月14日(月) | 逃避行2日目非現実感満喫中 |
腕から肩にかけての日焼けが痛い今日この頃。判っていてもついつい怠る日焼け止め塗りってか。
梅雨を一月くらい前に終わらせた南の島・与論島にて一足早い夏休みを取得中のけえさきでする。
悲しい性で、会社に行く為に起きる時刻に、目覚ましも無いのに目が覚めてしまい、微妙に鬱だったりしますが、それよりもこいつらが朝から大合唱でして、泊まっているコテージ内にも声が聞こえて来たりする訳でする。
まぁ、東京の住宅街のど真ん中に住まいのあるおいらからすると、ガキンチョの頃なんかは夏ともなれば朝から蝉が大合唱なんて当たり前でしたんで、妙に懐かしさを覚えてしまったりして。そうそう、今回泊まっているリゾートホテル『プリシアリゾート』ですが、宿泊施設は全てコテージとなっているんでする。
これの二階に泊まっていました。
ちなみに別のタイプのもありまして、そっちはもっと大人数にも対応出来る感じでしたです、はい。さて、朝です。飯です。
リゾートホテルとはいえ南国の海沿いですんで、微妙に期待でする。
ごめん、おいらが悪かったよ。
あ〜、でも、サラダバーに冬瓜があった辺りがいかにも南国的という事で。
で、食事をしたお店『ピキ』の内装はこんな感じでする。
うん、いかにも南国リゾートホテルの食事どころでするねぇ。
えと........『ぴき』..........すね
上のお店の入り口はこんな感じだったのでする。
まぁ、ご愛嬌という事で。
もっと言えば、『ぴき』の店の前はこんな風になっていまして、すぐそこはもう海岸なんでする。
こういうシチュエーションを『リゾート』っていうのねん。
ちなみにこの場所は夜になるとバーベキューレストランへと変ぼうしている....らしい。
で、これがその海岸。
まだ朝飯時なんで、さすがに誰も出てないですねぇ。
や、まだハイシーズン前だから根本的にヒトがいないともいう。
そう、与論に来たからには海なんでする。
本当はここへは『何もしない』つもりで来たんですけど、せっかくなんで南の海も満喫してみるかな、と。
(つか、初日の行動を省みれ.........)昨日与論に着いて、その後にレンタルバイクで島中を巡った時に、島の南の外れにある海岸で地元の[民宿+αクラスの]ホテルの方に声を掛けられ、色々と誘われたんですが、ハイシーズンでない時期にふらりと現れたおいら達を他の浜に取られない様にとも思えるような誘いとも考えられたんで、テキトーにあしらっておいたんでする。
(ちなみに他の浜でもかなり誘いを受けていたので、そのトラウマともいう。そこではお茶やお菓子や星の砂までももらったりとかのサービス攻撃も...)
で、昨日の夜なんですけど、夕飯を取る為においらが泊まっている街の外れにあるホテルを出て、島で一番栄えている町までテクテクと歩いていた所(ちなみに歩いて30分くらい掛かりました)、件のホテルの方の運転する車とすれ違って声なんかを掛けられたりした訳でする。
やー、これはもうそういう事なんだから、その運命に身をゆだねてみるのも一興かなと思い、その方に連絡を取ってお遊び関係を委ねる事にしました。ちなみに船での海中散歩と有名な百合ヶ浜への瀬渡しね。で、その方と巡りあったのがここ『赤崎海岸』でする。
この沖にはサンゴ礁の絶好のポイントがあるそうでして、そこでシュノーケリングのツアーもしているそうなんでする。それにしても、海の碧さよ.....ってな感じでする。
サンゴ礁に覆われた島ってこういう感じなのねん、って実感しまくりでする。海の底の白っぽく見える所は白い砂(つか、珊瑚や貝殻が砕けて細かくなったもの、星の砂と同じ)でして、黒っぽく見える所は(死んだ)珊瑚でする。たしか。
うん、そう、海の底がどこをとっても砂じゃないんですよ。
そして、遠浅なんだけどリーフに囲まれているとはいえ全部が外海なんで見事に干満の差を浜が受ける様で、ゴミやら何やらが見事に洗い流されちゃうので海の底にヘドロみたいなものも当然皆無。
(与論島には島から流れ出る川が無いので、生活排水も海に出ない模様)てなわけで、海にジャボジャボと足を踏み入れても海の水が濁らないのが驚きなんでするよ。
もう、九○九里や江○島辺りの海岸へ遊びに行こうと思えない感じでする。で、ここからのツアーなんですが、最初に聞いたら『海中公園』の見学みたいな事を言っていたんで、底がガラスになっているような舟に乗ってそこから見学するのかと思ってたんでする。
したら、そういうのではなく、インストラクターが先導してでのシュノケーリングによる海中散歩だったんでする。様は海に入って泳ぎまくれと。
や、足の着かない所で泳いだ事は何度かありますが、素での遠泳しかなかったのと、足ヒレやシュノーケル等の軽装備とは言え、これらを装備して海に入った事が無かったので、本当に大丈夫かなぁ、と微妙にドギマギだったのでする、実は。結果から言えば、余計な心配でした。
あ〜、そうそう、上の写真は先日買ったSANYOのデジカメでの撮影でする。
当然そのままでは海に入れる事は出来ないので、色々と考えた結果『AQUA PACK』なる防水の貴重品入れの中にデジカメを入れ、それで撮影をしたんですが、水中なので液晶ディスプレイもろくに見えず、光学ファインダーを覗く暇もなかったんで、勘だけを頼りにかなり撮影したんですが、まともに撮れたのは皆無でした。
それと、レンズと防水袋の間に空間が出来てしまうのと、防水袋をピシッと張らないとそこで偏光してしまって、ピントが合わないわ、絵自体が捻れちゃうわ、変な色が出ちゃうわで、もうわややものでしたよ、散々。上の写真もそういう中の一枚でして、色調してトリミングしてエッジを立たせてもこの程度っす。くやしー。
次回までには絶対まともにとれるカメラを用意するぞと心に誓った次第でする。や、マジでこういうシチュエーションが大好きなヒトが、水中用の高額な機材へ資金を投入したくなる気持ちが、少しだけ理解出来た今日この頃でする。
●7月14日(月)-2 | 逃避行2日目も夜はある |
実は、昼間の海中撮影でバッテリーが上がっちゃいまして、その後の百合ヶ浜でのナンチャラについては絵は無いでする。
ちなみに一番悔しいのはおいらだったりして(^^;;;てなわけで、昼間の海でのめくるめくな時間はあっという間に過ぎ去り、つか疲れたので夕方4時前には宿へ戻ってたりして。
で、シャワー浴びて・洗濯して・バッテリーを充電して・昼寝して、夜はヒタヒタと近付いてくるのでする。もっとも、ここ与論島は東京よりも遥か西に位置するので、夜7時くらいでもまだまだ明るいので、微妙に感覚がずれていたりしまする。
さておき、昨日は地元の居酒屋で地元の料理を堪能した訳で、今夜はどうしようかと相談した結果、別の居酒屋へ行こうという、非常に判り易い結果に落ち着いたのでする。
数少ない信号の辺りで。
つか、ここまで15分位は歩いているんだけど、出会ったヒトは1〜2人くらい。
や〜、離島ですねぇ。
ホテルから市街地への道すがら。
民家の門の上にはシーサーみたいな飾りが。
つか、反対側のと見つめあっているのが(^^;;;
ひょっとしてセンサーがこの間に張り巡らされて(違
お目当てのお店に到着でする
ろばた焼き『海将』っす。
う〜ん、微妙な店構えと言うのが正直な所だったりして。
何と言っても刺身でしょう。刺し盛り。
今日の盛りは『イカ』『タコ』『カンパチ』『シピ』『アオブダイ』です。
え??????青いよ、なんか。
で、青いヤツの近影。
微妙に柔らかいんですけど、味はグッドっす。
さすがは近海の天然の地のモノでする。
当然ここにもありましたんで頼みました。
『スーナ』でする。
昨日の店よりもやや盛りが少なくて値段が500円でした。
うまい事には変わりないでする♪
本日のチャンプルー。
今日はソーミンチャンプルーでする。
やはり甘い醤油で味付けされていました。
でも、イケるので無問題(^^)
そして今夜も黒糖焼酎のロックで更けて行くのでした。
つか、ロックを頼むとコップ一杯にお酒が入ってくるんですけど。
うれしー。
今夜はやや抑えめに食べて呑んで、二人で6000円くらいでした。
内訳は、刺し盛り・ソーミンチャンプルー・スーナ・もずく、ビールジョッキ4杯・焼酎ロック3杯・サワー2杯でした。確か。もっとも、宿に戻ってからもまだまだ呑み続けていたのは秘密ですが、暗黙の了解ともいうらしいでする。
●7月15日(火) | 逃避行3日目・目が覚める思い |
おはよーございます。朝です。天気がいいです。
ちなみに目が覚めたのは朝の6時くらいっす。
夜、テレビを見ないのと、昼間体を動かしているのと、食事が美味しいのと、お酒が美味しいおかげで、朝から目覚めばっちりでする。二日酔いも全くありません。てなわけで、柄にも無く食事前に散歩なぞ。
さすがの南国もこの時間帯は暑くないでする。
涼しい訳ではないです、年の為(^^;;;
それよりも、海からの風がちょっとあって気持ちいいでするぅ。
潮が満潮に近い状態なので風が強く、その影響で海も微妙にうねっていたりして。
それでも海の水の濁りが少ないのが驚きでする。
とまぁ、プラプラと海を見たり、ボーッとしたりしながらホテルの敷地内をぐるりと一周してコテージに戻る訳でする。
大体20分くらい。結構広いのよ、ココ。で、朝食でする。
ここ、プリシアリゾートでの朝食はバイキングのみなんですが、食べる場所が和レストランと洋レストランの二つありまして、昨日が和でしたので今日は洋でする。
いかにもな南国の海の料理を期待しちゃイケナイしちゃイケナイと思いつつも、心のどこかで微妙に期待してたりして。
すまん、やっぱりおいらが悪かった。
や、でも、焼いてあるのがハムでなくランチョンミートなのが南国かなと。
ロールキャベツの中もランチョンミートだわ。わははは。
さ、気を取り直して、レッツらゴーでする。
●7月15日(火)-2 | 逃避行3日目・日常と非日常 |
日焼けに効くという冷たいスプレーを一晩で使いきる程アレがナニだったりして。
で、今日はどうしようかと、実はかなり悩んでいたんでする。
ホテルの脇の海岸でのんびりするか、それとも今日も『百合ヶ浜』へ行くこかと。なんでこんなに悩んでいるかと言いますと、『百合ヶ浜』は海岸から1kmくらいの沖合に干潮時のみ出来る砂浜のみの小さな島みたいな浜なんですが、そこへの瀬渡し料がそれなりにするんでするよ。
まぁ、そういうのは大抵の場合、底がガラス張りになっている『グラスボート』なる船を使い、海中を見ながら行くというモノの様なんですが、それにしても一人3000円は微妙に躊躇でする。と思いつつ、空港で取り巻くってきた観光者向けのビラの中に面白いのを見つけたんでする。
SCENERY MARINE RESORT
チョー破格値で百合ヶ浜へ渡ろう。1人500円
JETでだよ〜
連絡をしていただければ迎えに行きます。
う〜ん、どうだろう、どうなんだろう、何か騙されたりやしいないか?
な〜んて、勘ぐりながらも、恐る恐る連絡してみたところ、ホテルとの往復の送迎も問題ないし、百合ヶ浜への渡しも往復の料金との事。
よっしゃ!いっちょ行ったるか!あ、後日調べた所、公式サイトがありました→SCENERY MARINE RESORT
てなわけで、3日目の今日も百合ヶ浜へ行く事となり、これでおいらも皮膚ガン予備軍の仲間入りすること請け合いでする。
(や、冗談抜きで、もう既に肩の辺りが日焼けで痛くて、寝返りを打つ度に痛いんでする。自業自得。)てなわくけで、与論と言えば......
青い空と白い浜とオリオンビールでする。
や、そうでなくて。てなわけで、上の写真は件の百合ヶ浜ででする。
ちっちゃい島の様な感じの浜なんでする。
大金久海岸の沖合1.5km程のところに出現していまする。
言葉で表現し尽くせないくらいの極楽な場所なんでする〜〜〜。
もう、説明するのもばからしいくらい。
とりあえず行っとけ、って感じ。
そのサンゴ礁とサンゴ礁の間がまたしても白い砂浜となっているんでする。
で、その辺りで潜ると........うおお、熱帯魚がそこかしこにぃぃ!!
しあわせ。
白い部分が百合ヶ浜の砂浜部分ね。
で、周辺にはこういうゴツゴツしたサンゴ礁があって、さらに周辺を海が囲う、ってな感じっす。
ちなみに、浜の所の黒い影はヒトでする。彼等は座ってます。これでその大きさを想像して下さいませ。
百合ヶ浜から外海を臨んでみる。
や、今日は大潮で、しかも今は干潮なんですが、すごいんでする。
波じゃないのよ、流れているの、海の水が。
浜から外海方向に引きっぱなし。
なので、外海には絶対行くなと厳重に注意されましたよ。行ったら二度と戻れないぞってね。
それよりも水平線だよ....あぁ
とまぁ、奇麗な浜を満喫しているんですが、実は浜よりも色々な乗り物的なマリンスポーツよりも、なによりも遠浅のサンゴ礁だらけのこの海でのシュノーケリングが一番楽しかったんでする。
百合ヶ浜には1時間半程滞在していたんですが、その大半はプカプカと潜ってたんでする。
こいつがクセもの。
縄張りを主張しているらしく、近寄るとつっ突いてくるんでする。
これは、そいつを追っかけている時の動画のキャプっす。
海の上から見て黒い部分と白い部分は潜ってみるとこう見えるなり。
それにしても、この透明度はどういうことですか?
それにしてもちょっと潜ると、そこかしこに魚達が。
しかも、こいつら逃げねぇ。
こんなの初めてだよぉ。
天にも昇る様な気持ち良さを与えてくれた百合ヶ浜の滞在は後ろ髪を引かれる思いのまま終了でする。
てなわけで、今日の百合ヶ浜での滞在は1時間半だったんですが(もっと長くてもいいんですけど、日射しが凄いんで長く居るとキツイと思って押さえてみました)、大半を付近のこんな感じの所を潜って遊んでいましたんでする。ちなみに昨日の海中散歩&百合ヶ浜への渡しは、赤崎海岸のそばのホテルが主催しているもののようでして、海中散歩に30〜40分ぐらいと百合ヶ浜滞在1時間、それとそこまでの往復(小型船)で合計大体3時間近くの行程で一人5000円でした。
ちなみにおいらが泊まっているプリシアホテルでも似たような設定でした。
で、今回お世話になっているSCENERY MARINE RESORTなる海辺のマリングッズレンタル屋(→こんな所)ですが、ここは今年から始めたそうでして、店のヒトは『価格破壊だ』なんて事を言っていたんですが、おいらたち観光客からすれば適正価格化じゃんみたいな。
まぁ、観光客の落とす金で生活しているヒト達にとっては死活問題でしょうから、滅多な事は言えないっすね。で、非日常感に溢れた百合ヶ浜での時間を過ごし終わった後は、元の海岸へ戻ってのんびりと過ごしていました。
パラソルも空港でゲットしたパンフのおかげで500円なり。
しかもチェアー付き。まじっすか?
で、大金久海岸から見た百合ヶ浜。
かなり遠くに見えるもんだ。
つか、言われなきゃワカラねぇよぉ。
ハイシーズンの前だけあって、これらの道具は開店休業状態なり。
え?そんな事言うなら使ってやれって?まぁまぁ。
そして傍らには当然コイツが。
もうサイコーでする。
や〜、ここはここで非日常感たっぷりなんですけど、百合ヶ浜での時間がとてつも無く別格だったでする。
どっちにせよ、与論島の百合ヶ浜へ行かれる方はゴーグルとシュノーケルと足を保護するダイビング用のシューズは必須ですぞ。
(あと、与論空港に置いてあるビラもね。)
●7月15日(火)-3 | 逃避行3日目は変化球 |
さて、3日目の夜でする。
ついにおいらもリゾートホテルの意向に沿って、ホテル内の食事処で夕食かと思いきや、そんな真っ当な事をしないのがおいらでする。
や、ベクトルは常にネタとなる方向に向いているもので。初日に島中をスクーターで走り回った時に、スーパーマーケットを見つけてまして、結構気になるものもあったりしたんでする。
で、明日は帰る日ですので、何か地のモノを買うならば今夜が最後のチャンスかな、と。
そのついでの夕食もゲト出来ればいい感じかもということで、またしても徒歩で茶花地区にあるスーパーマーケットへ。A-coopでする。
さすがに一般的な大手のスーパーはここに店舗を構える事は出来ないんでしょうが、スーパーマーケットがある事自体が驚きだったりして。
で、お土産探しと夕食探しでする。ごめん、さすがにネタとはいえ、これは買えないでする。
しかもこれ、煮付け用じゃん。てなわけで、みやげ物はともかく、今夜の食事でする。
ひょっとして、おいらたちアタマワルイですか?
ちなみにA-coopの隣にも別のスーパーがあったので、二つの店を行き来してこれらを入手して来たんでする。刺身3種類と海藻サラダと漬け物盛り合わせとさつま揚げと島らっきょうなり。
あ〜、それととても大事なモノも買ってきましたよ。それは『甘い醤油』でする。
自宅用に普通の容器入りのを買ったのですが、それとは別に今夜用として小さいのも買って来たんですけど、スマン、画像が無いっす。
これでばっちりでする、ネタ的にね。
やはり、どこにいってもおいらはマイペースであった今日この頃でする。そうそう、刺身なんですが、当然あれをゲットしたのは言うまでもないところっす。
お約束っちうことで(^^;;;
●7月16日(水) | 逃避行4日目・そして日常へ |
与論は別の国の言葉を喋るヒトの島と思ったけど、沖縄は町の雰囲気が別の国と思った今日この頃。
楽しかった非日常の与論日々も今日でお別れでする。
最終日の今日はちょっと昨日までのこれでもかっていうくらいの快晴な日々と打って変わって曇り模様でして、過ごすにはいい感じかもなんですが海を楽しむにはちょっとかわいそうな感じでする。いよいよお別れでする。
今まで海でのお遊びを何度かした事はありましたが、与論はおいらに海の本当の楽しみを静かに教えてくれたような気がしました。ありがとうでする、与論島。で、与論空港からのフライトまで時間がありましたので、微妙にプラプラしてみたりして。
空港の前の普通の一車線道路が実は県道だったっす。
うん、これでここが沖縄でなく鹿児島である事を思い出したりして。
で、その空港前の県道から一本入った所にある迷所、『ヨロン駅』なり。
鉄道の無い与論ですので、シャレなんでしょうねぇ。
しかし、ガイドブックにまでのっている様なナニなんですが、はっきりいってガッカリ度はかなり高いでする。
つか、駅なんだから売店ぐらいあって欲しかった。せめてジュースの自販機を.....
そいや沖縄にモノレールが通ったんで、『日本最南端の駅』の称号はこれで剥奪だねぇ。
もはや自慢する事は何も無くなってしまった感じ。
ちなみに『ヨロン駅』へ行くにはこんな道を歩かされて行くのでする。
しかも辿り着いた先は草ボウボウの中に佇む上のアレ。
思いっきりがっかりしたいヒトには超お勧めの場所でしょう、ハイ。
悲喜こもごもな最終日ですが、フライト時刻は刻々と近付いてくるのでする。
で、帰りもやはりあの飛行機にて帰るのでするが、そこまでの間にも突っ込みどころ満載なことがあったりするのが、また楽しからずやでする。えと、与論空港から那覇空港までの航空チケットでする。
なんかトロピカルっす。
つか、手書きに手貼りシールで個別対応の航空チケットなんてあっったんですねぇ。
最後の最後までネタだらけでする。
で、ここがチェックイン後の待ち受けロビーでする。
つか、どこの駅の待合室ですか?
思わず肩が震えてしまったりして。
(う〜ん、地方の小さい空港ってこういうものなんだろうなぁ。)
ついに離陸してしまいました。
最終日は少しガスってしまって、空からの風景がイマイチで残念でする。
ちょうど干潮の時間と微妙に合ってたのになぁ。
滞在期間は短かかったですが、みんなが与論へ行く気持ちが少しだけ分かりました。
与論は暑く・やさしく・ゆっくりした島でした。
また来るよ。つか、戻ってくるよ。
そう心の中で思った次第でする。
さよなら、ヨロン。また来るよ。
●7月16日(水)-2 | 沖縄料理をかいつまむ |
与論は別の国の言葉を喋るヒトの島と思ったけど、沖縄は町の雰囲気が別の国と思った今日この頃。
ヨロンでの滞在を終え、那覇空港経由で羽田空港へと戻るのですが、乗り継ぎの時間が5時間程もあるため、那覇の観光名所・国際通りへ赴いてみたりしました。
え?那覇に行ったなら首里城じゃないかって?
いやいや、それがなかなかなのでする(意味がワカラねぇよぉ。
那覇・国際通りの一番最初の所で出迎えてくれてました。
この辺りが沖縄でする。
国際通りから一本入ったアーケード街にて。
そこかしこに南方系アジアンテイストのにほひが....
つか、飛び交っている言葉も...
ええ、こういう雰囲気は大好きでする。
で、この中においらのココへ来た本当の目的の場所がある訳でする。
つか、メシを喰う為だけにココへ来たというのが本音でする。
(おみやげとかは空港で買えばいいしね)
さぁ、ここがその入り口でする。
国際通りを中心とした一帯の中にある市場なのですが、目的はその市場の2階部分なのでする。
市場自体はとても手狭なものの、この様な風景があちこちに広がる訳でして、
で、ふと上の方に目をやると、このような紙が貼ってあるんす。
そう、市場の2階部分は食堂になっているんす。
てなわけで早速2階へゴーなのでする。
で、こういう風にオープンなお店が8店くらいあったでする。
もう、迷いまくり。
つか、はしごしてぇ。
で、おいら達は意を決してこのお店に突入したのでする。
まずは三種盛りでする。
今回の豆腐のスクガラス乗せを食べて、初めてこの料理が旨いと思ったっす。
しかし、何といっても島らっきょうの風味が.......
で、ココでも頼みました、刺身の盛り合わせ。
昼間っから贅沢でする。
ちなみに、キハダマグロとタコとイカとカンパチとアオブダイとミーバイでする。
うまー。
つか、君ら昼間っから当たり前の様に呑み喰いしているし。
当然コレも頼みましたよ。ゴーヤチャンプルー。
やっと本場のを食べる事が出来ました。
うん、与論島で食べたのともやっぱり違うっす。
にがうまー。
初挑戦でする。ナカミ汁。
ナカミっていうのは豚の内臓の事だそうでする。
これが予想を遥かに超えるくらいあっさりしてまして、バクバク喰えたでする。
ヨメさんの大要望でグルクンを揚げたもの。
でけぇ。
東京では考えられないっす。
や〜、もう大満足でする。
つか、もう何日間かここに滞在してここに通いてぇよぉ。こうして、おいらの夏休みは更けて行くのでありました。
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