9・10月の日記一覧→

◆◆◆ 9/11〜20 ◆◆◆



●9月11日(月) 名残りの入道

最近、仕事よりも↓のための情報収集の方に時間を裂いている気が...大丈夫かおいら。

最近急ぎの仕事があまり無いので、休日出勤する事が殆ど無くなったお蔭で、周囲の事を落ち着いて見渡せる余裕が出来ました。あ、あまり深い意味はございません。

日曜日、思い立って自転車であちこちふらふらとしてきました。脚力無いので御近所だけでしたが、それでも有意義でした。ちなみにうろついたのは永福から明大前に抜け、下高井戸に行き、また永福に戻るというお手軽ルートなり♪
(すまん、東京23区内の、しかも中央線南側のみ限定ネタなのだ)
まあ、細かい街の描写は置いといてですが、このルートに至る直前に、井ノ頭通りが国道20号に合流する直前で風景が一瞬開ける所があるのですが、初めてじっくりと眺めてみました。
いや、別に今回が初めてな訳では無かったのですが、通過ポイントとして以外の見方をする暇が無かったというのが本音なのでありまする。


遠くに見えるは...

そうなんです。ここからだと新宿のビル街が一望なのですが、夏も終りだと言うのに入道雲がニョキニョキなのです。いや〜、いい感じっす。
で、あんなこんなで2時間ほど自転車でうろうろしたら足がパンパンとなってしまいましたので、よろよろとしながら帰宅なのです。

こんな日は冷たいビールが旨いと思う、夏の終りなのでありました。



●9月12日(火) 圧縮オーディオの行く末

いや〜、雨凄かったっすねェ。

最近、海の向こうのお国では、圧縮したオーディオファイルの扱いについて色々と係争がなされているようですねぇ。対岸の火事だなんて高見を決める気はさらさらありませんが、我が国ではその辺りの意識はまだまだ低いですねぇ。
もっとも、おいらが日頃潜伏してさんざんDOMしている辺りでは、結構洒落にならないくらいの量のファイルがやり取りされている事も知っていますが、レコード会社の行く末が変わるほどのものかというと、そこまでの広がりを見せてはいない気もします。

実際問題として、圧縮オーディオが将来的にどれだけの広がりを見せて行くかという事を考えると、既存のメディアに収めなければ個人が保管出来ない現状からすれば、保管する場所がCDに比べて約1/10になるこの手法は十分生き残るに値する流れだと思っています。
しかし、趣味の音楽鑑賞が現状どのくらい生き残っているのかは分りませんが、もしその方向がアリだとすれば、ちゃんと聞くのはリニアデータであるCDを用い、聞き流す程度のレベルだけれども手元に置きたいものは圧縮されたファイルとして保管するという、この二本立てとして進む事が一番考えられると思っています。

そうした場合、圧縮ファイルのやり取りが問題となる訳ですが、いつまでもレンタルで借りてきたCDを家でリッピングするなんていう面倒臭い事は生き残るとは思いづらいですので、やはりオンラインでやり取りする事となるのでしょうが、そのコンテンツを一体誰が提供するのかというのが問題となるのでしょうね。
無論、現行のレコード会社が行なうのが一番スマートですし、SONYなんかは既に始めていますが、ここで一番ネックとなるのがその方式となる訳で、セキュリティをいかに掛けるかが焦点となるのです。
圧縮方式とセキュリティは密接な関係の上で成り立っているわけですが、その辺りからすると巷で一番出廻っているMP3ファイルなんかは一番困ったチャンなものでして、こいつにはセキュリティを掛けられるようにはなっていないので、苦肉の策としてメモリーオーディオ等では、書き込めるけど取だせないようにしていたりする訳なのであります。
大体、小さいメディアに大きなファイルを納める事を前提として出来たようなフォーマットであるMPEG規格が根源にあるわけですから、よもや一般ユーザーがオーディオ用途で使い、しかも社会現象になるほど広まるとはMPEGのメンバーも思いもよらなかった事でしょうね。
そういう成り立ちを考えた場合、本来ならそれ用途にフォーマットを決めるのが本来の流れな訳ですが、ここまで広がってしまってはどうしようもないですねぇ。でも、SONYはその上で新しいフォーマット(ATRAC3)で押し進めている訳ですから、その度胸には恐れ入谷の鬼子毋神なのでありまする。

もうちょい突っ込みたい所ですが、疲れたので続きはまた後日なのです。
では。



●9月13日(水) 圧縮オーディオの話

サンプルが届くのが金曜日だとぉ!休日出勤しろってか?

さてさて、圧縮オーディオをネットワークに対応させた一般的なものとして扱う為には、セキュリティの対応が必要条件である事は記憶に新しいおいらの見解でありますが、音声圧縮方式の代名詞となったMP3にの取り扱いに付いていかなる方向に進むかというのが、最大の昇天もとい焦点と思ってるす。
これから先を考えた場合、MP3は個人ベースでのみ許される圧縮方式として生き残るであろうと思いますが、ネットワークに対応させる圧縮方式としては恐らく生き残れないと思っています。
(無論、アングラな世界ではしぶとく生き残るであろう事は想像に難く無いですけどね)

マックな世界での話では無いですが、もうすぐ発売されるWindowsMeに標準で搭載されるWMAなる方式がイヤですが主流もしくはそれに近い存在となりそうな感じです。(驚く事にMac版のプレイヤーも既に存在していますしね)
というのも、WMAの標準的な機能として普通のCDプレイヤーの機能もありますし、そのまま保存すれば(多分)自動的にWMA方式で圧縮されるようになるからなのです。つまり個人レベルで見た場合、圧縮を意識せずに圧縮されたファイルが出来て行く事となるのです、確か。
また、TSUTAYAのオンラインショップで配布されているオーディオファイルはWMAを採用しているので、認知度もこれからかなり上がってくるでしょうね。
てなわけで、Winな世界を中心に考えると、MP3なファイルが新規に作られる数よりもWMAで作られる数の方が今年の年末辺りから増えて行くと思われるのです。

で、話し戻ってMacでの話ですが、将来的な構想は未だ見る事が出来ませんねぇ。MacOSXでもオーディオの取り扱いに付いて何らアナウンスを聞く事も出来ませんし...
ただ、今までの流れからするとMicro$oftがMac用のWMAを作り、それを標準的なオーディオプレイヤーとしてバンドルしてくる事は十分考えられる訳ですから、そうなれば話が早いです。

まあ、ここまで書きましたが、本当にこの分野がブレイクするかどうかは、ハードがいかに白モノ家電に近付けるかがキーとなっていくのでは無いかと思うのが実際の所でありまする。

もしかしたらまだ続けるかもしれないのだ。



●9月14日(木) iBook(fire Wire)

いや〜、日本勝ったねぇ♪

あああ、すいません、圧縮オーディオの話ではありませぬ。
だってほら、ネタは旬なうちが命ってね。


三色揃いなのだが、やはりグラファイトかな?

てなわけで、皆さん御存じのようにフランスで行なわれているMacWorldExpoで新しいiBookが発表となりました。世間ではMacOS Xのパブリックリリースな有料ベータ版と言うどこかのMicro$oftみたいな真似のネタについて話題となっているようですが、メモリーを派手に喰いそうなあのシステムは、オールドを超えて化石に等しきおいらの環境では如何ともし難いので、取り敢えずは高見の見物気分であるのだ。

それよりも気になるのは、やはり新しいマシンの上のランクの方な訳で、初代iBookにアレとアレが無いから買う気が全然起きなかったとかつて言ったか言わないかは別にして、マジに足りないと感じていたものが遂に搭載されてしまったから、気持ちはもうぐらぐらなのでありまする。
ええ、DVDドライブとIEEE1394(FireWire)端子がまさしくそれな訳ですが、これでPCカードスロットなんかあった日には、昨日の夜のうちに『ぽちっとな』としていたことでしょう。
しかし、それはUSB接続のカードリーダーがあれば事足りる訳であり、どうみても買わない言い訳にしか聞こえないという突っ込みが心の中で吹き荒れまくっていたのも事実であります。ただ、経済状態がかなり不安な今日この頃ですので、月一万円くらいでローン組んでみたりしてなんて考えてしまったりしたのもの事実であります。

う〜む、ここまでくればあと一息で下のランクのiBookにもDVDが載ってくれるかもと淡い期待を持ってしまうのが、今回は買わない為の最後の堤防となりそうでありまする。
いや、気分的には既に水位一杯な感じだったりするのですけどね(^^;



●9月17日(日) 週末はうろつくのだ

やったね、早くも金メダルだよ、柔道で。

休みに入るとめっきり更新をオサボリしてしまいがちなけえさきでございます。でもネタ集めに余念は無かったりします。ていうか、ネタ的にイケルような事しかしていないと言う噂は実は本当である今日この頃なのだ。

そうそう、新しいiBookが出ていましたので早速触りまくってきました。あ、今回は盗撮していないゆえに画像は無いです。
ええ、確かに466MHzで動作していました。でも今回のラインアップで定価が下がったのですが、その為に造りも安っぽくなっていたように感じました。閉じたときの外側の筐体がつるつるした物に変わっていましたが、おいらは前のざらざらした感じの方が好きでしたし、つるつるにしたせいで色味の関係もあり安っぽく感じてしまうのはおいらだけでしょうか?また、キーボードとその周辺も透明度が下がり乳白色の材料に変更されていました。
構造とかには大きな変更が無かったのですが、その辺りの材質や仕上げの部分でコストダウンを行なっているように感じます。工業製品を量産することで数によるコストメリットを目論むメーカーとしてはこの辺りの手法は当然してしかるべきなのですが、分かりやすい比較が出来てしまう部分での変更は、ちょっと安易と感じてしまう今日この頃なのです。

で、iBookをチェックしたのが新宿の祖父マップでしたので、その足でヨドバシへ。目的はSONYPalmっす。
案の定カラー液晶の方は売り切れで、『今予約すれば10月中にお渡し出来る』との張り紙が...おいおい。初めて触ってみましたSONYPalm、軽い〜薄い〜。ただ、カラー液晶のせいかOSのバージョンのせいかHardのせいかはよく分りませんが、こころもち動作に機敏さが欠けているような気がしました。直後に自前のVisorで試してみましたが、やはり動作のレスポンスがなんか違うと思いました。もしかしてVisorのほうが機敏なのかな?な〜んて思ってしまいました。
尚、夕方に吉祥寺へ訪れた際、キムラヤ(notカレー屋)に立ち寄ってみたら、こちらではまだカラー液晶版の在庫があるとの事でした。夕方時点で残り2台でした。マレーシアに出向している後輩が日本に出張でこの週末来ていて、実はSONYPalmを買うのが出張の主たる目的では無いかと言われているくらいでしたので、連絡を取ろうと思って会社に電話したのですが、案の定彼もちゃんと休んでいました。う〜む、やつは果たしてゲット出来たのであろうか?

天気が思わしくないですねぇ(東京9/17 11:30AM現在)。
9/16〜17と新宿の熊野神社では祭りがあると言うのに... で、昨日新宿に行ってみたらちょうど雨が止んでいたこともあり、食べ物を扱う地元のお店が露天を出していました。


ちなみに場所はDiscUnionのある通りですのだ

おいらは『つのはず庵』という天麩羅屋が出している露天で、ビールを頂きながらてんぷらを食してきました。
揚げたてのはやはり旨いのぅ。

(でも作り置きしているのを結構出されてしまい、それは冷え気味でイマイチだったので、星一徹ばりに『でぇ〜い』としたかった心境なのだ)



●9月18日(月) 趣味としてのオーディオ

座りっぱなしなのに飯はちゃんと喰う。まさにブロイラー状態なり。

おいらの勤め先がかつてレコード会社の経営もしていたという話は、結構マニア好みな所なのでありまするが、その関係で時たまレコーディングの技術的サポートの依頼が来る事がある訳でして、おいらもたま〜に臨時のスタッフとして手伝う事があるのです。
(もっともやる事と言えば、テイクに従いレコーダーの操作をする程度なんですけどね)

で、久々に行ってきました、場所は府中の森芸術劇場で、音楽ジャンルはクラシック系の小編成ものなのだ。
細かい事は全部飛ばしてしまいますが、音階が正しく録れればそれで問題無しと言うような安直な考えは全く無いわけで、録音したテイクをプレイバックした時に、そこに演奏しているヒトや唱っているヒトの気持ちがちゃんと表現出来ていなければそれはNGとなるわけで、そこには真面目な音楽の世界が確実に残っているのです。

これがもし、聴く側がそれらを正しく再生出来る機器を誰一人として持たない世の中であるならば、ここまで真面目に録音する事なんかは過剰品質となるわけですが、ずっとそのクオリティにこだわり続けてきて、それでもうちの会社にお手伝いの依頼が来ているという事は、それに対して確実に評価されているという訳だと考えています。
聴く事が出来ればいいという再生装置では、そのニュアンスは捕らえる事が出来ないですし、違いが分かったとしても正確に伝わっているかどうかは怪しい物がありまする。つまり音楽を正しく聴こうという姿勢はまだまだあるわけで、ここにはまだ趣味としての音楽が毅然とした態度で残っていると考えられるのでありまする。

音楽再生を究極な趣味である事の対極として存在する哀しくも空しき商売としての音楽配信なる領域が、音楽再生全てに対し駆逐し切らない良心はこの辺りにゆだねるしか無いのかななんて考えると、いと哀しきな夜風を感じてしまう今日この頃なのであります。

てなわけで、新しいスピーカーを物色したい今日この頃なのであるが、先立つ物が無いの事のが大きな障害と気付くには、秒殺であることには変わらないのも事実なのでありまする。
(ちなみにHARBETHのHL-P3ESもしくはLS5/12Aが熱望対象なのだ。あくまで対象ね。)



●9月19日(火) MacOS Xでの圧縮オーディオ

気がついてみれば3万アクセス超、皆様ありがとうござりまする。

ここ最近オーディオネタに傾きまくりのおいらですが、勢いは止まらないのだ。ま、ここで吐けるオーディオ関係のネタも一段落しそうなのではありますが、職業上どうしても言いたい事はつのってしまうのだ。ま、それはさておきっす。

そうそう、最新のMacPepole誌のMacOS X特集を読んで知ったのですが、MacOS Xに付属してくるバージョンのオーディオプレイヤーからMP3対応となるそうです。まあ、これはどうみてもQuickTimeが持つMP3再性機能のエンジン部分をそっくり使う事が考えられる所ですので、まあ然るべき機能だと思いながら読んでいました。
ただ、これは世間の流れに合わせただけであり、この分野に於いて何らかの新しい流れを起こそうと言うモノではないと言うのがちょっと寂しい所でありますが、この分野に関して言えばすでに特許でガチガチに固められている所であるはずですので、これから新規に何かしらを起こそうというのは難しいとは思ってるす。
もっとも、この辺りに関して何らかの新しい規格を起こして、知らぬ間にユーザーがそれを否が応にも使うように導くような、どこかのMicro$oftのような事に持っていかなかった辺りだけは良かったかなと思ったりしています。
(ほら、あっちは自動的にWMAになるような仕組みになるらしいしね)

ただ、その辺りに関してツールとしての何らかの新しい試みが欲しかったかなというのが正直な所なのだ。



●9月20日(水) 人の事は笑えない事実が来る日

ある意味タナボタなのだが、結果を取れれば単なる笑い話ですむと思うぞ日本サッカーチーム

とある男のページ(あえてリンク無し)の文を読んで、今月は久々にMacPower誌を買いました。ここ最近はずっとMacLife誌を買っていたのですが、ま、たまにはいいかという感じっす。
狙いは田淵さんのエッセイなのだ。
読んだ感想なのですが、いやいや、多少のデフォルメがあるにせよ、あれは想像だけで書いたモノでは無く、大筋では事実なのかななんて思ったりしました。

で、話としてはMacを使えてる風のオトーサンが、その娘が自前の外付けハードディスク(多分USBかPCカード接続の小さいヤツ)を繋げてそこから自分の環境にて起動させている姿を見た時に、そんなことが出来るなどとは思いもよらなかった、というか、知らなかった事によりついついしどろもどろとなってしまったドタバタ劇なのでありますが、よくよく冷静に考えると、そのレベル差がきっとあるにせよこういう事がいつの日か自分の身にも降り掛かってくるかもしれないのだろうなぁと思い、その上で笑えるうちに笑っておけなどと不謹慎な事を思ってしまいました。

今、自分が普通と思っている事が将来レガシーな事になる可能性は十分ある訳で、自分の全く知らなかった事が標準的な事にアッという間になる事も考えられる訳ですから予断は許されないのです。
オジと呼ばれる年齢に突入したおいらとしては。

その意味からすると、常に新しいものを知ろうとするミーハー根性も実は有効な手段であると言えるのでは無かろうか、な〜んて思ったりもしてみました。
まあ、実際の所は新しい事を次々と実現したくとも、資金不足故に手を付けられないと言うのが正直な所であったりするのが哀しくも儚い現実でありまする。

てなわけで、新規分野の商品には大いに興味があるので、レポ書くから誰か提供してくれないものかなぁ<おいおい




←9/1〜10の日記へ9/21〜30の日記へ→


Copyright (C) 2000 Keesaki Web.