けえさき、南の離島へ逃避行・リベンジの日々 2010[八重山(黒島・石垣島)日記]
去年は冬に北海道ツアーを敢行したり、会社の状況から賃金が微妙だったりということで、夏の逃避行は縮小して近場への旅行でお茶を濁したのでする。
それはそれで非常に楽しかったんですが、積もる思いは色々となのでありまする。そして今年。年明け早々位からやる気満々で超私的年間計画を立てて来まして、よしこれなら行けそうだ!と思った早々に交通事故に遭ってしまい、予算ではなく健康上の理由から逃避行の実施自体が微妙になって来たのでありまする。
ですが、通院している病院から5月末には重いものを持つ事オーケー・海のスポーツオーケーが出まして、満を持して逃避行に望....
としたら仕事の計画上は余裕で望める筈だったのが、ギリギリの所で追加の要求が次々と舞い込み、結局は他のヒトを巻き込んで作業をすすめて、最後の詰めの部分だけを全て指示やら依頼やら連絡を金曜日の夜の8時過ぎに完了して、なんとか逃避行日々に突入したのでありまする。
◆ ◆ ◆
●6/28(月) 東京から那覇・石垣経由で黒島へ 1、夏に行く 2、雲の上より 3、西の地より(那覇到着) 4、雲の上より再び 5、実はまだ手前(石垣島到着) 6、そして彼の地へ(ようやく黒島へ) ◆ ●6/29(火) 黒島滞在2日目 1、黒島の朝 2、朝のお約束 3、黒島のお約束 4、遅い昼食には 5、夕食のあとには ◆ ●6/30(水) 黒島滞在3日目 1、朝飯前の 2、島の日中 3、今日の仲本 4、楽しき夕食後 ◆ ●9/11(木) 黒島から石垣島へ、そして周遊。 1、朝の始まり 2、そして別れ(黒島との別れ) 3、石垣でどうする(石垣島をバイクで周遊) 4、石垣でお腹一杯(石垣島・明石食堂にて昼食) 5、石垣島のアテに(石垣島・あさひ食堂にて夕食) ◆ ●7/2(金) 石垣から那覇、そして... 1、石垣の宿泊 2、石垣で朝ラー(石垣島ラー油情報) 3、さらば石垣 4、那覇で食欲(公設市場で魚介堪能) 5、そして日常へ 6、日常にて気付く ◆
◆ ◆ ◆
●6月28日(月)-1 | 夏に行く |
念願の日程ですよ。
梅雨空な空模様が続く東京ですが、一足先にちょっと夏をしに行って来るデスよ。
一般的にはいわゆる夏休み期間にそういうことをするのでしょうが、今年はひと味違うんでする。おいらの勤めている会社が統合とかがありまして、去年までの「7〜9月の期間内に休暇を取る」という夏休み制度から「1年のうちのどこかで休暇を取る」という休暇制度に変わったんですよ。
それを利用しまして今週を休みにしてみたのでする。
ちゅーわけで出発カウンターで飛行機を愛でつつ空弁での朝食の図でする。
これだけでかなり満足な図でありまする。それにつけても煩いなー、と思ったらなんか修学旅行っぽい学生(女子オンリー)が居るなー。一緒の便かー、ちょっと思いやられるかも。
●6月28日(月)-2 | 雲の上より |
まずはこれでそ。
午前8:45発のフライトで空に上がりまして、シートベルト信号が消えましたら早速アテンダントを呼びまして発注でする。
え?ナニをって?やだなー、野暮ですよ、そんな質問。飛行機の中でビールを呑みつつMacBook Proを広げるの図でする。
350cc缶1缶におつまみがついて500円というのは割高と思いますが、スーパー旅割で格安で搭乗したと言うこともありますのでご祝儀みたいなものと(は?銘柄は当然オリオン。ASAHIのライセンス生産品でなくちゃんとオリオンビール製を用意している辺りはANAよGJでする。
(且つて搭乗したもう一社の日系航空会社はASAHIライセンス品でしたからねぇ)そうそう、今回の往路の便はANAなのですが使っている機体がB747-400ということで2階席のある機体なんですよ。
そう、おいらこの機体に当たった場合はあの席をなんとかして確保したいと思う事しきりなのでする。2階席の前から2番目の席の窓側でする。
ここの席だけは(CAとご対面席以外で)前に席が無くてがらんとした空間となっているので、足元が非常にゆったりなんですよ。
女性ならばエコノミー席でも足元が苦しいという事は無いんでしょうが、おいらの様にそこそこの身長のある男性だと、正直な所エコノミー席だとヒザが前の席につかえちゃいましてちょっと苦しいんでする。そして無事にその席を確保し(インターネット時代サイコー)、ビールを呑みつつリアル天空散歩を堪能している今日この頃でする。
●6月28日(月)-3 | 西の地より |
そら青ー!!
はるばる来たぜオキナワー。
ちゅーわけでおいらはオキナワの那覇空港におりまする。
ANAの搭乗口37番の所の席で休憩中でありまする。で、ネットに繋がるかなー?と思いつつサクッとMacBook Proを広げましたら、こんな感じになりますた。
で、ダメもとと思ってANAで表示されるポイントに繋げてみましたら、名前とメアドを聞かれてそれに答えましたら呆気なく繋がったする。
回線品質はどうかなー、と思って速度もチェック。おい、無駄にトラフィックを食いつぶしてるんじゃないよ。
まぁナニはともあれこれで最終チェックが色々と出来てホッと一息の今日この頃でする。
●6月28日(月)-4 | 雲の上より再び |
時間は過ぎるが腹があまり減らん。
そして旅路はまだまだ続くのでありまする。
そんなさなかの腹ごしらえはこんな感じでありまして...那覇空港のJAL側の発着ロビー近傍にある売店で購入しましたオキナワ名物ポークおにぎりでござい。
コンビニで売っているおにぎりより一回り以上大きいサイズがナイス。大の大人でも2個食べればかなり満足出来る感じだったでする。ちゅーわけで本日二回目の空の上のヒト状態で腹ごしらえをしつつ、外をボーッと眺めてみる昼下がりなのだ。
そしたら眼下には.....
宮古島の北側にある池間島とその沖合の珊瑚礁群でする。
さぁ、おいらの夏はもうすぐですよ。
●6月28日(月)-5 | 実はまだ手前 |
いやーん、暑くて嬉しい。
ちゅーことで飛行機から降り立った先は.....
石垣空港に到着でありまする。でもまだ移動途中なり。
いやー、暑いですよー。明るいですよ。八重山は。
●6月28日(月)-6 | そして彼の地へ |
ついに戻って来たよ、おいらは。
朝起きたのがAM4:30。家を出たのがAM5:30。羽田空港からフライトしたのがAM8:45。那覇空港に着いたのがAM11:45。那覇空港から更に飛び立ったのがPM1:15。石垣空港に着いたのがPM2:15。そして船に乗り込んだのがPM4:30。最終地に着いたのがPM5:00。
おいらはまたやって来たんですよ。おいらの心の安らぎの島へ。
八重山諸島の石西礁湖に浮かぶ小さな島、「黒島」でありまする。
おいらこの島に訪れるのがこれで3回目でする。人口250人に対し、牛の数が3000頭いると言われる牛の島ですが、山の無い平たい島はボーッと自転車で散策するのにちょうどいい感じですし、島の周囲は珊瑚礁の島ということでスノーケリングのポイントだらけですし、なによりも八重山諸島の民宿に宿泊予定ですから夜の方も色々と楽しみがありますしね。
さてさて、おいらの夏が遂にやって参りましたよ、諸兄。
●6月29日(火)-1 | 黒島の朝 |
島の朝はやっぱりいいなぁ。
夏の逃避行二日目の朝、恒例の朝食前のお散歩でする。
つーか、昨日の夜はゆんたくでまったりと泡盛を沢山飲んでしまったので軽い二日酔いだったのはナイショでする。というわけで黒島から西表島方面を俯瞰した図でありまする。
相変わらず西表島辺りは雨雲で覆われておりまするなぁ。ああ、虹が綺麗だ(とおいめさぁ、とことんゆっくりするぞぉ。
●6月29日(火)-2 | 朝のお約束 |
あああ、外は夏ですなぁ。
今回お世話になっている宿は黒島の「のどか」という民宿でして、黒島の中でも人気の宿だそうでする。
噂では宿のヒトが優しくて、お風呂がキレイで、建物がキレイで、ゆんたくでの泡盛が呑み放題で、仲本海岸から近くて....ということだそうでする。建物はこんな感じでする。
ちなみに建物の敷地の前には牛が飼われていて、庭にはヤギが飼われていて、ヤギのそばには野生と化しているクジャクがノンキに歩いておりまする。
確かに建物は綺麗ですし、ゆんたくでタップリ泡盛を頂きましたし、宿のヒトもチャキチャキとした感じでいい感じでする。そんなにどかでの朝食はこんな感じだったでする。
ボリュームタップリでとても美味しかったでする。
思わずご飯のお代わりをしてしまいますた。ちゅーことでしばらくご厄介になりまーす。
●6月29日(火)-3 | 黒島のお約束 |
本を読むか自転車濃いでブラブラするか海に潜るか喰うか呑むか寝るか。そんな日々。
さて、八重山の黒島に来る一番の大きな理由として海遊びがあると思われでする。
おいらも過去に2回訪れて、ほぼ毎日海に出て遊んでおりました。しかもクタクタになるくらい。やはり滅多に来れない所でありますので目一杯遊びたいというのが正直な所でありまするが、そんなカツカツした行動はおいら的にはチョットマテかな、と。
や、せっかく南の島に来たのですからのんびりしましょうよ、と。とは言うもののウマいことの大潮のタイミングで訪れることが出来ましたので、あまり頑張らない程度に海遊びして来たでする。場所は黒島随一のビーチ「仲本海岸」でありまする。
←これがこうなる→ 同じ仲本海岸ですが、左が今日の午前10時頃で右が午後2時頃の風景でする。
大潮で干潮になると海が干上がってこういう風に珊瑚礁のプールが出来るのでする。そこで遊ぶんデスよ。ここで遊びたくてここまでキタんでするよ。ちゅーわけで干潮で干上がり始めたくらいに水に入りまして、一番干上がる位に水から上がったのでありまする。大体2時間くらい。ずっとシュノーケルを加えてチマチマ泳いでおりましたので、口は疲れるは軽く足も疲れるは、日焼け留めをガッチリ塗ってたのですが腕や顔が少々赤くなるは、海遊びをなんだかんだ言って堪能して来たのでする。
(一応アタマを保護するバンダナと背中や腹を保護するラッシュガード、手を保護する手袋は装着しておりまする)黒島で昼間ゆっくり遊べるのもあと明日だけですが、どうしてくれようと考えるだけでワクワクしている今日この頃でする。
●6月29日(火)-4 | 遅い昼食には |
やっててよかった。
今回の旅程に潮見表を合わせてみると午後の2時〜3時くらいが干潮に当たる訳でして、そうなると海遊びのその時間の前後となるのでする。
そうなると困るのが昼食なのですが、昼飯を食べてから海に入るのはやりたくないので、海遊びを終えてから遅めの昼食を摂ることになるのですが、黒島でこれが非常に難しいのでする。そもそも島の人口250人程度ですので、お店が非常に少ないのでする。当然コンビニなんか無し。つーか日用品が買える店がおばぁのやっているお店1軒しか無いという徹底ぶる(は?
食事が出来る店も港にあるパーラーか民宿併設の食堂か軽食が出来るお店か八重山そば屋くらいの数軒だけでして、以前調べた情報だと大体昼間以外はやっていないということの様でする。どうするおいら。ですがダメ元で海遊びを終えて宿に戻ってシャワーを浴びたあとの午後3時過ぎ、自転車で外に出掛けてみたのでする。
したら去年くらいに新しくできた民宿併設の食事処「あーちゃん」が夕方も営業をしておりまして、なんとか昼食にありつけたのでありまする。
そこで頼んだのが.....これを頼んだのはうちの奥さんなのですが、八重山・黒島名物「ヤシガニそば」でありまする。1500円なり。
ヤシガニ1匹丸ごと乗せた八重山そばは、スープが非常に濃厚で食べ堪え十分なのでありまする。ちなみにおいらが頼んだのは「みそ汁」でありまする。え?みそ汁?と思われるでしょうが、沖縄でみそ汁と言うとこんな感じだそうでする。
ご飯茶碗よりも遥かに大きい丼に具がタップリ入ったみそ汁と付け合わせにご飯と漬け物。そうそう、これを実は一回頼んでみたかったんでする。
具は野菜と魚と島豆腐と半熟の卵でして、この迫力で500円なり。これはおいら的に蝶お買い得かと。そして身も心もお腹一杯のおいらはこれから昼寝タイムに突入の素敵な島時間な今日この頃でする。
●6月29日(火)-5 | 夕食のあとには |
見えたー。うれしー。
今回の宿泊している「のどか」の夕食は午後7時からなのですが、夏の八重山は午後7時でもまだ全然明るくて、午後の8時を過ぎないと日が暮れないのでする。
そんな黒島の夕暮れの風景ってばこんな感じでありまする。島の西側には西表島がありまして、夕日はこの時期は西表島の方角に沈むらしいのですが、なんせ西表島から雲が晴れたというのをおいら通算で10日近く黒島に滞在して否がtら見たことが無いのでする。まぁ、夏限定ですがね。
そして日が沈めば天体ショーですよ、旦那。
太陽が完全に沈んだ午後8時半くらいから空が本格的に真っ暗になりまして、9時頃には本格的に星空を堪能出来た次第でありまする。
ただ残念なのはちょうど満月を過ぎたばかりの時期だったため、9時半位からはが月の明かりで空が再び明るくなってしまい、天体ショーは終了となってしまいました。それでも製剤に詳しいヒトの説明を聞きつつ、北斗七星・蠍座・射手座・冠座・夏の大三角形・白鳥座を確かめつつ、蠍座のしっぽの辺りに掛かる天の川に見とれ、次々の流れて行く人工衛星や流れ星を見つけてははしゃぎ、非常に楽しいひとときだった今日この頃でする。
ちなみに...星空をデジカメで何とか押さえられないかとやってみたのですが、おいらの愛用デジカメFUJI F200EXRのマニュアル撮影モードにてシャッタースピード8secのF=3.3、ISO800相当で試したのですが、ちょっと寂しい結果になってしまいました。まるっきり撮れなかった訳ではないんですが、限界を感じた次第でありまする。
●6月30日(水)-1 | 朝飯前の |
あー、サッカー負けちゃいましたね。
昨日の夜はサッカーワールドカップを宿のテレビで同宿のヒト達と最後まで見ちゃってました。
おかげで今朝は朝の散歩が思った通りのことが出来なかったでする。それでも朝の散歩は気持ちがいいものでして、黒島名物にここへ行ってみたのでありまする。
島の北側にある、国の有形文化財に登録されております「伊古桟橋」でする。
今日もいい天気になりそうで何よりな一日の始まりでする。ん?今日何曜日だっけ(ぉ
●6月30日(水)-2 | 島の日中 |
じりじり。
今回の旅程では潮見表的には午後が干潮のため、昼前まではボーッとしたり宿の備品であるマンガを読んだりしているのですが、自転車で島内をプラプラ燃したりしているのでする。
そんな島内の風景というのがこんな感じでありまして...左右が牧草地の一本道だらけでありまして、どこを走ってもこんな風景ばかりなのでありまする。
海が見えなければ北海道と言っても通じそうな雰囲気ですな。
で、島一番の建物のある地域に行きますと.....ウソでも冗談でも作りでもありません。
マジでこんななんです。しかも通行するヒト皆無で、小一時間程島を巡ってすれ違ったヒトの数は10人に多分至らない感じでする。ええ、午前11時頃のはないでありまする。うーん、この色々な意味で何も無い感じが黒島なんだよなぁ、いいなー、ここは、としみじみ思ってみる今日この頃でする。
●6月30日(水)-3 | 今日の仲本 |
やっぱり楽しきスノーケリング。
午後になりました。お待ちかねの干潮の時間となりました。
というわけで海パンにラッシュガードを着、スノーケル道具とデジカメを携えていざ出発でありまする。
そしていつもの様に仲本海岸の左側奥手方向辺りからエントリーしましてうはうは言いながらスノーケルタイムなのでありまする。あちこちに育っている珊瑚を中心に魚を追い求めまして、ぷかぷかと楽しんだのでありまする。
や、ツアーとかに出ればもっと色々な魚や珊瑚を楽しめると思うのですが、それを言い始めたらキリが無いですし、お金もタップリ掛かってしまいまする。(スノーケルツアーはおいらの知る限り大抵1回4〜5時間拘束で5〜7000円くらい)
この仲本海岸はビーチエントリーでここまで楽しめるというのがいい訳でして、自分の好きなタイミングと好きな場所から好きな場所へ、自分の都合に合わせて出来るのもいいのでするよ。まさしくまったりと。つーことで今日は午後1時過ぎに海に入り、最初は1時間半程楽しみ、その後30分程休憩の後にさらに30分チョイ楽しみ、非常に堪能出来た今日この頃でする。
●6月30日(水)-4 | 楽しき夕食後 |
麗しきゆんたくタイム。
朝起きて島内を軽く自転車で散歩して、朝8時から朝食を摂って、ゴロンと横になってボーッとして、昼前には海の様子をチェキラしつつブラブラして、昼過ぎには宿で準備をして海に行ってスノーケリングを楽しみ、夕方宿に戻ってシャワー浴びてビールぷはぁして、夕食まで昼寝して、午後7時から夕食を摂って、その後は海岸まで散歩して夕焼けを眺め、日が暮れたら星空をボーッと眺める。
そんな黒島の日々ですが、実はまだこのあとがありまする。沖縄地方の民宿では食後にふるまい泡盛を呑みつつおしゃべりをする「ゆんだく」なる時間があるのですが、あえて黒島に訪れたヒト達とは会話も色々と弾む感じでゆんたくタイムは時間を忘れさせてくれるのでする。
今日もおいらと同じ東京から来られた若いにーさんと色々と歓談してたのですが、宿のテラスで島の風に当たりながら地元の泡盛を地元の水で割って呑むこの悦楽な雰囲気は、どうやっても東京では得られないよねぇ、という趣旨で大いに同意する感じでありまして、非常に楽しい時間だったのでありまする。
ああ、この時間がずっと続けばなぁ、とそろそろ社会復帰が怪しくなって来た今日この頃でする。
●7月1日(木)-1 | 朝の始まり |
おっと、気が付けば7月だ、と同宿のヒト達と言い合う島時間なおいら達。
せっかく1周が自転車圏内の小さな島に投宿しているのですから、と思いまして今朝は朝日を愛でに行って参りました。
宿が用意してくれている日の出・日の入りカレンダーによれば今日の日の出は午前5:58で、日の出見物の名所でもある伊古桟橋までは自転車で15分程度なので、朝の5:40に宿を出れば十分間に合うなー、と。超早起きじゃないかって?いやいや、島での生活ではテレビはろくに見ないし、アルコールも長時間掛けてゆっくり呑みますし、呑んでいる時も空調の無い屋外のテラスで汗をじんわりかきながら呑んでますので、そんなに酔いも激しく廻らないですし、寝るのもなんだかんだで結構早いので、朝の五時半くらいなら起きるのもおいら的には超余裕だったりしまする。
そして訪れた伊古桟橋で海を見てみれば....また雲がかかってる..orz
つーか、この時期の黒島で見られる日の出は石垣島の方から上がって来るのね。そして今日もまた島の朝が始まったのでありまする。
●7月1日(木)-2 | そして別れ |
本当にあっという間。
月曜の夕方に黒島へ到着して3泊。今日が黒島から離れる日でありまする。さびしー。
朝食のあとに清算するために食堂に降りてみたら、今日黒島を離れるのはおいらのトコだけではなく他にも3人(全員ひとり旅)居るそうでして、みんなおいらトコと仲良くさせてもらってた連中だったりしまする。その中の一人とゆんたくしている時に盛り上がった話なのですが、八重山諸島に遊びに来るヒト達には共通の括りで囲うと大まかに2つに分かれる傾向がある様でして、おいらが今回滞在している黒島を好むヒトは波照間島と鳩間島を好む傾向がある様でして、それと対局にいる括りでは西表島と竹富島と小浜島を好む傾向のチームがあるそうでして、黒島チームはピンでアウトドアをするのが好きな感じで、西表島系はイベントが好きな感じじゃないか、と。
スゴーく狭いエリア内での更に小さな括りの話で申し訳ない。でも確かにその傾向があると思われでする。
ここ数日間に同宿したヒト達の黒島投宿前後の行動を聞いてみると、ことごとく鳩間島か波照間島でしたからねぇ。いやはや。しかし、かくいうおいらは日程の関係上そんなにアチコチを廻ることが出来ない訳ですが、実は今回の旅程では鳩間を入れるかどうかを大いに悩んでいたのは秘密なのであるまする。
さて、出向の時でする。おいらのトコ以外の3人は安栄観光の船で石垣に戻るのですが、おいらのトコは往路時の時間の関係で石垣島ドリーム観光の船で戻るということで、他のメンバーとは桟橋で泣き別れとなってしまったのでする。
つーことで...さらばだ、黒島。
いつかまた帰って来るよ。おまけ:石垣島に着いたら離島ターミナルで黒島桟橋で泣き別れた3人と再会しちゃいました。ちゃんちゃん。
●7月1日(木)-3 | 石垣でどうする |
実はとても悩んだんでするよ。
さて石垣島でする。
実は石垣島で1泊ステイすることにしていたんでする。どうしてか? そりゃーあなた、2年前のリベンジでするよ。つーか今回の逃避行は全て完璧に2年前のリベンジなんでするよ。
2年前の逃避行の時は、当初は波照間に2泊して次に黒島に3泊するという日程を組んでいたのですが、波照間に宿泊中に台風が発生してしまい、黒島滞在を断念し、結局は波照間2泊の石垣1泊の那覇2泊というスケジュールに変更し、石垣滞在時には曇天の中をバイクで石垣島をぶらりとしたのですが、天気がもっとよければもっといい景色だったんだろうなぁ、とか、時間があればあそこまで行ったのになぁ、とかといった思いがあったんでする。
今回はそれを払拭するべくなのでする。そして...
石垣島最北端の平久保崎灯台でありまする。海の色が綺麗すぎる。
石垣島の市街地からとろとろとバイクで走って1時間半チョイ掛かりましたが、この景色は何者にも代え難いでするよ。まさしくパノラマな風景だったでする。このあとは天候通い状態での「玉取崎展望台」と「川平湾」を堪能し、さらに時間があったので「石垣島鍾乳洞」へも立ち寄り、色々と気分がスッキリした今日この頃でする。
●7月1日(木)-4 | 石垣でお腹一杯 |
いやー食べた食べた。
話しはちょっと前後するのですが、平久保崎灯台に立ち寄る前にどこかで昼食をと思ってたんでする。八重山に来たからにはナイスな八重山そばだろうと思って事前にチェックしておいたのですが、それでピックしたのがここでありまする。
八重山では一番有名らしい食堂「明石食堂」にてござい。
石垣島の北部の明石地区にあり、市街地からはかなり離れているにも関わらず客足の途絶えない食堂だったでする。
つーか、このお店は幹線道路から外れた集落内にあるお店にも関わらず、この時に見かけた「わ」ナンバーの車はことごとくここ向かってましたからねぇ。で、注文したのがこれでありまする。
名物のソーキそば(中)750円なり。ソーキがの味付けが濃厚でトロットロでして、これは確かに絶品だったでする。
ちなみに奥さんは普通の八重山そばを頼み、そばとは別に単品でトンカツも頼んでみましたが、これも揚がり方がサクサクで肉も旨味が十分で非常にナイスでした。いやー、満腹満腹なのでありました。
●7月1日(木)-5 | 石垣島のアテに |
たまには変化球で。
石垣島一周ツーリングから戻り、日も完全に傾いたので夕食でする。ようやく麦酒が呑めまする。運転手だから呑んでなくて当たり前なり。
さてどこで夕食...というか呑むかということで色々と考えていたのですが、観光客目当ての居酒屋はあえてやめて地元のヒトが行く様なお店にしてみようと思いまして、夜遅くまでやっている食堂で定食を頼み、それをアテに呑もうとなったんでする。色々と候補を出してみたのですが、最終的に選んだのは730交差点から自転車で数分の所にある「あさひ食堂」でする。
おいらは「あさひ定食(600円)」を、奥さんはウケを狙って「1000円定食」を頼んでみました。当然生ビールも。ちなみにこれは1000円定食の方でする。分量が多いためお店のおばちゃんがおいらの所に並べたので、そのまま放置してみたでする。量が多いー。
なお、あさひ定食はこの1000円定食から刺身ともずくと焼き魚が無くなり、フライの皿から海老が無くなったという感じだったでする。でも量は多いー。いかにもな家庭料理の延長の様な定食はホッと出来る味でして....なのですが、やはり食べきれず煮物と焼き魚をお持ち帰りして宿で呑み直す際のアテにしてみたでする。
我が選択に悔い無し!であった今日この頃でする。や、どちらかの定食をチャンプルー系にした方が良かったというのがおいらと奥さんの共通の反省点であったのはナイショなのだ。
●7月2日(金)-1 | 石垣の宿泊 |
大きな声ではいえませんが....
今回の逃避行は今日が最終日でする。つまり、今夜現実に戻るのでありまする。
そんな最終宿泊となった石垣島での宿は離島桟橋のすぐそばにある「石垣ホテル ククル」でありまする。や、石垣島でも民宿とかでもよかったんですが、うちの奥さんに希望を聞いてみた所、民宿は黒島で満足出来てしまうから最終日はホテルの方がいいということだったのでそうしたのでありまする。
ちなみに他にもホテルがあるにも関わらずここに決めた理由は、離島桟橋のすぐそばなので買い物や食事をするのに非常に便利なのと、早めの予約で結構リーズナブルだったのと、それでつかえる部屋が結構広かったからでありまする。
なんでも数年前までは「ホテル大原」という名前だったそうですが、そちらは倒産して新たな資本で仕切り直したそうでして、室内の白を基調としたややアジアンチックな雰囲気や、スタッフのフレンドリー且つ気遣いの感じられる対応はナイスな感じでありまして、次に石垣泊があるようならばまた使ってもいいなと思える感じでありました。
実は予約はツインルームをお願いしてあったんですが、ホテル側の事情でプレミアムルームにチェンジされていたことも心理的に大きな作用があったとも無きにしも非ずだったりして。
つーわけで、非常にリラックスした夜を過ごせて満足だった今日この頃でする。
●7月2日(金)-2 | 石垣で朝ラー |
んー、そうですか、そうきましたか。
石垣島と言えばここ数年はラー油が有名で、東京辺りでは幻のアイテムとして珍重されていたりしまする。
今回の逃避行で石垣滞在時間をちょっと多めに取っているのは、このラー油をゲットするという目的も無きにしも非ずだったりしまする。ですが、ここ最近のブームの加熱っぷりがアダになった様でして、本店である辺銀食堂ですら行けばさっと買えるモノでは無くなってしまったそうで、朝の8時に配られる整理券をゲットするか辺銀食堂で食事をするかの2通りでしか件のラー油をゲット出来なくなってしまった模様でする。
ちゅーわけで.....
朝の7時半にお店に行ってみましたら、すでに行列ができておりまして、見た感じでは30〜50人手度は並んでいると思われでしたので、おいら達もイソイソと行列に加わりまして、無事に整理券をゲットしたのでありまする。
行列がどれくらい伸びたかは知る由もありませんが、少なくとも100人以上のヒトが並んだのは恐らく間違い無さそうでする。や、それ以上にこの本家「石垣島のラー油(商標登録済み)」の人気を受けて類似品が非常に増えていたのが微笑ましく思える所でありまして、プラス桃ラーの人気がそれにさらにまさしく油を注いだかの様な状況でして、石垣島離島桟橋すぐそばのアーケード街「あやぱにモール」に軒を並べる食料品屋やお土産屋の店頭には本家「石垣島のラー油」以外のラー油が所狭しと並んでおりました。
せっかくなのでネタとして2〜3種類ゲットして来ましたよ。それはそれでちょっと楽しみでする。こんな感じでお土産品がどんどん増えてしまって思わず苦笑いな今日この頃でする。
ちなみに朝食後に辺銀食堂の物品販売をしている所へラー油を購入しに行きましたら、こんな案内が出ておりました。
これは大体朝の9時チョイ過ぎの頃のことですよ。いやはやでする。
●7月2日(金)-3 | さらば石垣 |
振り返ればとても非日常的で充実しておりました。
さてさて、逃避行...というにはあまりに短い4泊5日のという日程でしたが、緩急をあちこちに散りばめたナイスな5日間だったと思われでする。
そんな八重山諸島の玄関口である石垣空港からもうすぐ出発なのでする。ああ、おいらの八重山逃避行が終わっちゃう。石垣空港から出るのにこの機体で出て行きます。つーか、到着遅延で広くない石垣空港内でありながら搭乗口までバス移動でしたよ。えーと、これで何回目だ?
楽しかったよ八重山諸島での日々。また来なくちゃ。また来られる様に普段の日々を頑張らなくちゃ。そう思わせてくれる日々でありましたよ。
八重山諸島よ、またな!
●7月2日(金)-4 | 那覇で食欲 |
もはや鉄板。
八重山への逃避行を計画した場合、大概の場合は石垣への直行便ではなく那覇空港をトランジットする計画を立てておりまする。
理由としては直行便とトランジットでの乗り継ぎ便とで旅費がまるっきり変わらないのと、直行便の本数が非常に少なくて時間の調整がやりづらいからでする。と、ここまでは往路便の話しなり。
復路となるともっと別の話が出て来るのでする。復路の場合は、那覇での滞在時間を極力多く取って那覇ならではの醍醐味を味わう様にするのが超私的な楽しみでありまして、以前のケースですと那覇での滞在時間を思い切り取りましてひめゆりの塔を見学しに行ったりもしたことがありまする。
しかし、一番の大きな立ち寄りのネタと言いますと、那覇エリアの一番の観光地帯である国際通りからちょっと入った所にある公設市場で、沖縄ならではの食材をアテに昼間っからびぃるぷはぁをする事でありまして、これは一回体験しちゃうと病み付きなのでするよ。特に前回はうちの奥さんが鼻の穴を大きく広げて気合いを入れまして、1階の物販フロアで地元で撮れた伊勢エビを購入し、2階の食堂フロアで調理してもらって食するという僥倖を得まして、すっかりハマってしまった模様でする。無論おいらも。
そんな今年も石垣から那覇経由で羽田に戻る際の名は滞在時間を3時間程取りまして、準備万端なのでありまする。
(那覇空港→モノレール経由→公設市場 = 40分弱。市場滞在時間を1時間半弱で換算。繁盛期はもっとあちこちで時間が掛かるので要注意なり。)そして公設市場の物販フロアに到着すると、そこには色々な意味で久しぶりの風景が...
沖縄的魚介類がそこかしこに。ボーッと見ているだけでも楽しい事しきりでするよ、
うーん、日中のアメニティは石垣が楽しいのは思い切り肯定なのですが、こういうショッピング系は那覇の方が遥かに楽しいですなぁ。悩ましい事しきりでする。
そしてここでの主導権はうちの奥さんにユーハブコントロールにしておりますので、奥さんはワクワクしながら物色しましてブツを選びまして、その他色々と注文をしまして2階の食堂エリアで出来上がりを待つ事10数分。そしてそれは降臨したのでありまする。今年の奥さんのメインのチョイスはエビとしては最高の味わいと言われる高級食材「セミエビ」でする。
それ以外に夜光貝とアバサー(ハリセンボン)を頼んだでする。いずれも時価でして、食材代は今回は8000円と相成りました。このうち半分はセミエビ代だそうでする。東京で食べたら大台は遥かに超えてますな、こりゃ。味ですか?野暮ですなー。そりゃぁ最高に決まってますよ。セミエビは旨味と甘みがナイスでしたし、アバサーの唐揚げは食べても食べても飽きる事無い絶妙の味わいですし、夜光貝は生では歯応えが程々で味わいがしっかりしてたのが火を通すと旨味がグッと出て来てウハウハ言いながら食べちゃいましたよ。ビールでは飽き足らず思わず泡盛も注文しちゃました。あはは。
サービスで色々刺身も追加してくれましたので幅広く楽しめた次第でする。
ちなみに今回の食材を買ったお店っていうのが2年前に訪れた際に購入したお店と同じ店でありまして、その際に名刺をいただいていたのを見せました所、お店のヒトが非常に喜んでくれたのも大きかったでする。やっぱり繋がりは大事だねぇ。そして、きっちり1時間半の市場滞在で〆まして、嬉々としながら那覇の観光エリアをあとにした今日この頃でする。
●7月2日(金)-5 | そして日常へ |
オワッター。
いよいよ本当に今回の逃避行の終了でする。
今回の逃避行は黒島で泊まった宿で同宿したヒト達が本当に八重山好きばかりで話が盛り上がりましたし、以前の悔しかったネタに対するリベンジも果たしましたし、試しかったこともやれましたし、大満足の日々でありました。
うん、これだけの体験が出来ると次に向けて頑張れるというものでする。黒島で同宿したひとり旅をしている若い女性の方とゆんたくタイムにお喋りしている際に「もう終わっちゃうー。帰りたくないよー。」と言っていたのを聞いてましたが、「でも、こんな日々のためにまた1年頑張らなきゃ!」とも言ってましたね。うん、おいらも同じでする。
週が明ければまた日常でする。来年もこんな嬉し楽しき日々を味わえる様に頑張らなくちゃでする。
あと20分で羽田空港に到着でする。そろそろ着陸準備ですな。これにて今年のおいらの逃避行は終了でするー。
●7月2日(金)-6 | 日常にて気付く |
あはは、そんなに買ってたのか。
羽田空港からの帰宅は激混雑している電車による移動はさけまして、羽田空港から出ているリムジンバスにて自宅それなりに近所の駅まで行きまして、そこから更に路線バスを使って帰って参りました。
電車等を使えば自宅から羽田空港まで1時間30分程度だったんですが、今回は更に時間が掛かって2時間くらいですた。まぁ、その代わり帰宅するだけで疲れたって言うのはありませんでしたよ。そして帰宅して、荷物を解いて整理して、なんとか遅い夕食タイムに突入でする。
夕食のネタは沖縄・那覇の公設市場のある市場本通り内のスーパーマーケットの総菜コーナーで買って来ておいたグルクンの唐揚げ(158円)ともずくの天ぷら(1ヶ50円)、それに石垣島のかまぶく屋「金城かまぼこ」名物ジューシーかまぶくでありまする。(画像無し)お腹も落ち着いた所で、お土産ネタだけをズラッと並べてみました。
お菓子やら何やらは大概は都内でもわしたショップで買えるので避けまして、現地もののTシャツや都内では手に入りそうも無い調味料(本家「石垣島ラー油」含む)、変わった瓶入りの泡盛や作りおきが出来ない調理ものといったものを中心に買ってきました。数えてみたらTシャツだけで7枚も買ってしまってました。買い過ぎだ、おいら。
これで今年の夏はひと味違う楽しみが増えそうで、これもまた楽しからずやな今日この頃でする。
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